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2021年天皇賞(秋)を制した時のエフフォーリア
2021年天皇賞(秋)を制した時のエフフォーリア

6位 エフフォーリア(202頭)

 7位のサリオスと同じく2023年に種牡馬初供用されたエフフォーリアが、「200」の大台に乗せる種付け数202頭で6位にランク入りした。

 エピファネイア産駒のエフフォーリアは、無傷の4連勝で皐月賞を制した。日本ダービーではハナ差の2着に惜敗するも、秋は歴戦の古馬相手に天皇賞、有馬記念を連勝し、2021年度代表馬の座を掴みとった。

 その後、古馬となってからはなかなか厳しい成績となってしまったものの、コンスタントにG1馬を輩出し続けているエピファネイア初期の後継種牡馬として、社台スタリオンステーションにスタッドインした。

 23年は種付け料300万円で198頭と、多くの牝馬に交配され、翌年は400万円に設定価格が上がったなかで、わずかでも種付け数を増やしたのは、生産者たちの期待の表れだろう。

 エフフォーリアは、サンデーサイレンス4×3のインブリードを内包し、3代母Katiesは怪物牝馬と称された外国産のヒシアマゾンを輩出している。

 24年の種付け相手には、宝塚記念とエリザベス女王杯を制したマリアライトや、16年のオークス馬シンハライトのほか、キーンランドCなど重賞2勝を挙げたレイハリア、フェアリーS優勝のフィリアプーラ、JBCスプリントを制したコーリンベリー、巴賞(OP)などを勝ったアロマティコら競走馬時代に高い実績を残した牝馬たちが名を連ねている。

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