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2009年菊花賞をスリーロールスで制した浜中俊
2009年菊花賞をスリーロールスで制した浜中俊騎手

9位 浜中俊(20歳10カ月)

●デビューから2年7カ月
●2009年菊花賞 スリーロールス

 JRA所属の現役では最年少のダービージョッキーである浜中俊騎手は、2013年には24歳の若さで自身初の全国リーディングジョッキーを獲得し、2025年現在では1200を超える勝利を挙げている。そんな浜中騎手のG1初制覇は、デビューから2年7カ月後の2009年10月。20歳10カ月でスリーロールスと共に勝利した菊花賞だった。

 2007年にデビューした浜中騎手の初年度は20勝に終わるが、2年目には73勝を挙げ、地元・小倉での小倉2歳Sで重賞初制覇を飾り、飛躍の年となった。そして3年目にはスリーローリスとのコンビで菊花賞に出走。同レースには後に、重賞馬を多数輩出して”伝説の新馬戦”と呼ばれたレースに、出走していたリーチザクラウン、アンライバルドとの再戦ともなった。

 ゲートが開くと1番人気のリーチザクラウンがハイペースで逃げると、好スタートを切ったスリーロールスは好位を確保する。3番人気で皐月賞馬のアンライバルドも4、5番手を進む。4コーナーから直線に入っても逃げるリーチザクラウンを追いかけるスリーロールスは、残り200mで並びかけ、最後は内から追撃してきた、フォゲッタブルとの接戦をハナ差、先着してゴール。浜中騎手は20歳10カ月でG1初勝利となった。

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