5位 アドマイヤマーズ(1.75)
2024年の新種牡馬では、ナダルに次ぐアーニングインデックスを持つのがこのアドマイヤマーズである。初年度からいきなり桜花賞馬エンブロイダリーを輩出し、クラシックホースが誕生した。彼女以外にもナムラクララやジャルディニエなど、G1に出走した馬も送り出しており、今一番波に乗っている種牡馬かもしれない。
桜花賞でのエンブロイダリーのように、好位や中団前目からじわじわと進出し、息の長い末脚で先頭の馬を捉えきる戦法を得意とする産駒が多い。競り合いとなった際の勝負根性もあるため、アドマイヤマーズの父であるダイワメジャーの良いところがしっかり継承されているように思う。
デビュー時期も昨年の夏に8勝を挙げており、早い時期から活躍できるのは大きな利点といえるだろう。ただ、中山や札幌、福島などの小回りコースではスピードに乗りにくいのか、凡走も多い。
逆に東京や阪神の外回りなど、直線が長く、トップスピードに乗るまでの時間がある程度用意されている競馬場では好走が多い。となると当然、同じく直線の長い夏の新潟外回りでデビューするアドマイヤマーズ産駒はチェックする必要がありそうだ。