
6位 ダンツフレーム(5億1,142万8,000円)
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性別:牡馬
戦績:26戦6勝 [6-6-0-14]
主な勝ち鞍:2002年宝塚記念(G1)
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ブライアンズタイム8世代目の産駒にあたるダンツフレームは、早期から活躍をみせた。2歳6月にデビューし、2戦目で勝ち上がると、秋にはオープン特別を連勝。この年は4戦3勝で、4000万円ほどの賞金を獲得した。
3歳初戦となったきさらぎ賞は2着に惜敗するも、続くアーリントンCを快勝。4000万円の賞金を手にし、勇躍クラシックへと参戦した。
皐月賞、日本ダービーと連続2着に好走し、計1億2000万円ほどを獲得。秋は神戸新聞杯から始動するも4着に敗れ、デビュー以来、初めて連対を外す結果となった。その後、菊花賞、マイルCSに参戦するが、いずれも5着に敗れた。それでもこの年は、7戦1勝の成績ながら、獲得賞金額は2億円を超えていた。
4歳となったダンツフレームに待望の瞬間が訪れる。この年は6戦を走り1勝のみだったが、安田記念で2着に好走して迎えた春のグランプリ・宝塚記念では単勝2.4倍の1番人気に推された。直線での叩き合いを制してG1初優勝を飾り、約1億3500万円の賞金を獲得した。
5歳時はG3・新潟大賞典を制したものの、前年に勝った宝塚記念で7着となった後、故障により中央登録を抹消された。種牡馬入りも検討されていたダンツフレームだが、翌年に地方競馬で復帰。計4戦を戦ったが往年の力を発揮することなく無念の引退となった。
母の父がマイナー種牡馬だったサンキリコという血統背景からイメージされる“雑草魂”のインパクトは、競馬ファンの記憶から忘れられることはないだろう。