HOME » コラム » 競馬の基礎知識 » 【ブライアンズタイム産駒獲得賞金トップテン】G1級36勝・ダービー3勝の名種牡馬!産駒の賞金王は誰? » ページ 4
Phalaenopsis
第3回秋華賞を制した時のファレノプシス

7位 ファレノプシス(4億6,651万8,000円)

———
性別:牝馬
戦績:16戦7勝 [7-1-1-7]
主な勝ち鞍:1998年桜花賞(G1)、秋華賞(G1)、2000年エリザベス女王杯(G1)
———

 牝馬で唯一のトップ10入りを果たしたファレノプシスは、ブライアンズタイムの5世代目産駒として誕生した。

 2歳のデビュー当初から頭角を現し、2戦2勝で約1600万円の賞金を稼ぎ出して3歳牝馬クラシック路線へと進んだ。3歳初戦となった2月のエルフィンS(OP)を快勝したものの、チューリップ賞でまさかの4着に敗退。

 本番の桜花賞からは鞍上が武豊に替わって見事に戴冠。続くオークスは追い込み届かず3着に敗れたが、秋にはローズSを勝ち、秋華賞も制して牝馬2冠を達成。この年だけで、3億1400万円ほどを稼ぎ出した。

 4歳時は札幌記念で2着に好走したものの、1番人気に推されたエリザベス女王杯で6着に敗れるなど3000万円ほどの賞金加算となった。

 競走馬として最後の年となった5歳時はわずか3戦のみの戦歴だったが、ラストランとなるエリザベス女王杯で見事に有終の美を飾った。この1勝で1億円強を手にした。

 G1・3勝の名牝は、繁殖入り後もアディアフォーンやラナンキュラスなどの素質馬を輩出して母系の枝葉を広げ、今後も血統表で後世に名を残していくことだろう。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10