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クロワデュノール“一強”に待った! サンデーレーシング期待の3歳馬5選

text by 小早川涼風

現在、8年連続でリーディングオーナーとなっているサンデーレーシング。今年も最優秀2歳牡馬を受賞したクロワデュノールを擁している。彼がホープフルSで下した馬たちが皐月賞の前哨戦を軒並み勝利していることで一強の様相を呈している。そこで今回はサンデーレーシングが所有する2025年3歳世代で、“クロワデュノール以外”の期待馬を紹介する。

Kreisleriana
2歳未勝利戦を圧勝したクライスレリアーナ

①クライスレリアーナ

サートゥルナーリア
シユーマ
母父 Medicean
性別 牝馬
生年月日 2022年2月23日
毛色 鹿毛
調教師 木村哲也【美浦】
生産牧場 ノーザンファーム
兄弟(姉妹) ブレステイキング、ヘリファルテ
戦績 2戦1勝 [1-0-1-0]


 クライスレリアーナの母・シユーマは、現役時代イギリスとカナダでG1を制しており、G3で3着などの成績を残したブレイステイキングなどを輩出している。

 クラブの募集カタログでは「放牧地で見せる我先にと周囲の僚馬を押し退けていく力強い後ろ姿が、早くも長い直線を弾けるように駆け抜ける将来像と重なります」とあり、さらに「芝の中距離がメインステージとなりそう」との記載もある。

 この言葉から、陣営的には恐らくオークスかダービーの制覇を見据えていると考えることができそうだ。

 現時点(2025年3月27日)では2戦1勝。出走を予定していた10月のアルテミスSを前に一頓挫があり、未勝利戦を勝ち上がって以降は出走がない。だが、その未勝利戦で見せたパフォーマンスは力強いもので、追われてからの反応は高い素質を感じるものだった。

 順調なら3月30日(日)のミモザ賞で復帰を予定しているとのこと。ここからオークスに向けて再スタートを切れるのなら、クラブの思惑通り、府中の舞台で輝く瞬間が訪れるかもしれない。

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