
1位 ディープインパクト(45億9,826万円)
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■2024年の重賞勝利BMS産駒
シュトルーヴェ(日経賞、目黒記念)
ブレイディヴェーグ(府中牝馬S)
マスクトディーヴァ(阪神牝馬S)
ピューロマジック(葵S、北九州記念)
アルジーヌ(ターコイズS)
ミッキーゴージャス(愛知杯)
エピファニー(小倉大賞典)
アルナシーム(中京記念)
ランフォーヴァウ(デイリー杯2歳S)
アルテヴェローチェ(サウジアラビアRC)
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堂々のランキングトップは、サンデーサイレンスの最良後継馬として、名競走馬にして名種牡馬だったディープインパクト。2024年は46億円近くの獲得賞金額で、2位のキングカメハメハを2年連続で抑え、BMSとしての資質の高さも証明した。
G1勝ちこそなかったものの、芝レースを中心に、BMSとしてJRAで産駒たちが重賞12勝を挙げ、159もの勝ち鞍を重ねた。ダート戦での50勝を加えると、JRA年間200勝を超える成績を残した。
シュトルーヴェ(父キングカメハメハ)が日経賞と目黒記念の中長距離G2を2勝し、G1馬のブレイディヴェーグ(父ロードカナロア)とマスクトディーヴァ(父ルーラーシップ)の4歳牝馬2頭がそれぞれ牝馬限定G2の府中牝馬Sと阪神牝馬Sを制した。
2歳馬ではランフォーヴァウ(父ロードカナロア)がデイリー杯2歳Sを勝ち、アルテヴェローチェ(父モーリス)が鮮烈な末脚でサウジアラビアRCを勝利。朝日杯FS(5着)でも1番人気に推されるほどだった。
またエピファニー(父エピファネイア)が小倉大賞典を制すなどローカル重賞でも存在感を発揮したほか、ピューロマジック(父アジアエクスプレス)が快速を生かして葵Sと北九州記念で逃げ切り勝ち。重賞連勝を果たすなど短距離戦での活躍もあった。
ほかでも、アイビーS(L)を勝ったマスカレードボール(父ドゥラメンテ)が今年に入り共同通信杯を勝ってクラシックの有力候補に名乗り出るなど今後に期待を持たせる産駒たちが目白押しで、今年もBMSとしてのディープインパクトのポテンシャルが存分に見られることだろう。
【了】
(文●TOM)