
③ブチコ
ひとくくりに白毛馬と言っても、その見た目はさまざま。先述したホワイトベッセルとユキチャンは真っ白な馬体であったが、その半妹であるマーブルケーキは、その名の通り、白い馬体に茶色の斑点が特徴的であった。そしてそのマーブルケーキの全妹は、白い馬体に黒い斑点があり、まるでダルメシアン。そんなぶち模様の見た目から、ブチコと名付けられた。
ブチコは2012年生まれで、世代としてはドゥラメンテやキタサンブラックと同世代。父はマーブルケーキと同じキングカメハメハ、母はお馴染みシラユキヒメという血統であった。芝でデビューしたブチコは、デビューから3戦して勝利まであと一歩のところまで迫るも、勝ち切れず。
しかし明け3歳となると、兄姉の活躍したダート替わりで一変。未勝利戦を8馬身差で圧勝すると、続く3歳500万下(現1勝クラス)も3馬身半差の快勝。その後、OPクラスではあと一歩足りなかったが、4歳になってから条件戦を強いレースぶりで勝ち上がり、再びOPの舞台へ。
姉のユキチャン同様に交流重賞に矛先を向け、ユキチャンが⑥③着と勝てなかったマリーンCに出走。単勝1.9倍の1番人気に推されていたが、ゲート内で前扉に突進したことによる外傷で競走除外。そして、続く麦秋Sでもゲートを潜り抜けて放馬し、ラチに激突して競走除外。さらに、雅Sでは競走除外こそ免れたが、ゲート内で前扉を破壊しての外枠発走となった。
ゲート難が3戦続いたことで発走調教再審査が課され、走ることに嫌気が差してきていると陣営は判断し、現役引退が発表された。
現役引退後は繁殖牝馬として、現時点でソダシとママコチャという、2頭のG1馬を輩出。白毛馬という枠を超えて、1頭の優秀な繁殖牝馬として大活躍を収めている。