
6位: 2018年 アーモンドアイ(タイム:1分33秒1 天候:晴 馬場:良)
第6位は、2018年にアーモンドアイが記録した1分33秒1だった。
この年の桜花賞は、無敗の2歳女王ラッキーライラックが単勝1番人気に支持され、後にG1を9勝する女傑アーモンドアイは2番人気に評価された。しかし、このレースで底知れぬポテンシャルを見せたのはアーモンドアイだった。
ゲートが開くと、コーディエライトがハナを切り、ツヅミモンが2番手、ラッキーライラックは3番手と好位を確保。アーモンドアイは後方2番手からレースを進めた。前半800mを46秒6の平均ペースで、各馬一団となって4コーナーを通過する。依然、ラッキーライラックは3番手、アーモンドアイは後方2番手のまま、最後の直線を迎える。
ラッキーライラックが前をいく2頭の外に持ち出して、満を持して追い出しにかかる。しかし、大外からアーモンドアイがケタ違いの脚で、追い上げ開始。残り200mを切ったところで一旦、ラッキーライラックが抜け出すも、アーモンドアイが外から猛然と襲いかかる。一気にラッキーライラックを交わし去り、さらにリードを広げてゴール。
上がり最速33秒2の末脚を披露し、桜の女王に輝いた。異次元の末脚を披露したアーモンドアイの伝説は、この桜花賞から始まった。