
4位:
2001年 トーホウドリーム(タイム:1分58秒4 天候:曇 馬場:良)
2020年 ラッキーライラック(タイム: 1分58秒4 天候:晴 馬場:良)
2022年 ポタジェ (タイム: 1分58秒4 天候:曇 馬場:良)
第4位は、2001年にトーホウドリーム、2020年にラッキーライラック、2022年にポタジェが記録した1分58秒4だった。
2001年の産経大阪杯は、世紀末覇王・テイエムオペラオーを相手にトーホウドリームが見せた走りに、競馬ファンを驚かせた。
レースはタマモヒビキが先頭に立ち、前半1000mを59秒1で通過。中団8、9番手で待機していた前年の古馬中長距離G1を完全制覇したテイエムオペラオーが3コーナーから徐々に進出する。
一方、トーホウドリームは馬群の中で機をうかがい、脚を溜めた。そして迎えた直線、前を行くテイエムオペラオーにアドマイヤボス、エアシャカールが並び、3頭の激しい先頭争いに。そこへ大外からトーホウドリームが一気に襲いかかり、3頭をまとめて差し切ってゴール。エイプリルフールに競馬ファンを驚かせる結果で、重賞初制覇を果たした。
2020年の大阪杯は、コロナ禍で無観客競馬が続く中、ラッキーライラックがG1・3勝目を達成した。出走馬は12頭と近年では少なかったが、うち10頭が重賞馬というハイレベルな一戦となった。
好スタートを切ったラッキーライラックがハナをうかがうも、前年の日本ダービー2着で1番人気のダノンキングリーがハナを奪い、ラッキーライラックは3番手に控える。
ダノンキングリーは前半1000mを60秒4で刻み、直線でも先頭を維持。しかし、外からクロノジェネシスが迫る中、ラッキーライラックは2頭の間を割って猛追。残り200mで一気に加速し、ダノンキングリーを交わすと、最後はクロノジェネシスを内から差し切って優勝した。
2022年の大阪杯は、前年の年度代表馬エフフォーリア、破竹の5連勝でG1制覇を狙うジャックドールの2強に注目が集まったが、伏兵のポタジェがG1初制覇を果たした。
レースは2番人気のジャックドールがハナを奪い、前半1000mを58秒8のハイペースで先頭を走る。ポタジェは好位5番手、1番人気のエフフォーリアは中団9番手で追走した。
直線に入ると、逃げるジャックドールにレイパパレが襲いかかり、残り200mで先頭に立つ。しかし、その後方からポタジェが鋭く脚を伸ばし、ゴール前でレイパパレを交わしてフィニッシュ。惜敗続きに終止符を打った。