
6位: 2017年 キタサンブラック(タイム:1分58秒9 天候:晴 馬場:良)
第6位は、2017年にキタサンブラックが記録した1分58秒9だった。
G1昇格に伴い、名称が「産経大阪杯」から「大阪杯」に変更された2017年。この記念すべき年に、前年の年度代表馬に輝いたキタサンブラック、日本ダービー馬マカヒキ、香港ヴァーズを制したサトノクラウン、前哨戦の金鯱賞を制したヤマカツエースなど、豪華メンバーが揃い、初代大阪杯王座を争った。
スタートが切られると、事前に逃げ宣言をしていたマルターズアポジーが、宣言通りにハナを切った。1番人気に支持されたキタサンブラックは3番手、ステファノス、サトノクラウンが中団5番手、2番人気のマカヒキは後方に位置した。
先頭のマルターズアポジーは、前半1000mは59秒6で通過し、2番手以下に5、6馬身の差をつけ軽快に逃げた。4コーナー手前から、キタサンブラックが前に進出を開始し、2番手で直線へ。
マルターズアポジーをあっという間に交わして、先頭に躍り出たキタサンブラックは、その後も衰えることなく脚を伸ばし、追いすがるステファノスらを抑えてゴールイン。1分58秒9の勝ちタイムで、G1となった大阪杯の初代王者に輝き、G1・4勝目を飾った。