
9位:
1995年 インターマイウェイ (タイム:1分59秒3 天候:曇 馬場:良)
2016年 アンビシャス (タイム:1分59秒3 天候:曇 馬場:良)
第9位は、1995年にインターマイウェイ、2016年にアンビシャスが記録した1分59秒3だった。
1995年の産経大阪杯では、12番人気・単勝140.4倍のインターマイウェイが勝利を飾り、2着には6番人気のダンシングサーパスが入線。3連単・3連複の馬券がなかった時代に、馬連629.3倍という大波乱のレースとなった。
ゲートが開くと牝馬のアルファキュートがハナを切り、ドラゴンゼアーが2番手、次に1番人気のネーハイシーザーがつけ、インターマイウェイは好位6番手を進んだ。前半1000m59秒5の中、3コーナー過ぎからは、ロイスアンドロイスも前団にとりついてきて、迎えた直線。
一旦はエーブアゲインが先頭に立ち他馬を引き離しに掛かるが、馬群の真ん中からインターマイウェイが一気に抜け出して1着でゴール。単勝14,040円は当時のJRA重賞第4位の配当となった。さらに、走破タイムの1分59秒3は、同レースが1972年に芝2000mに変更されて以来、初めて2分を切ったであった。
2016年は翌年からのG1昇格に伴い、レース名が「大阪杯」と変更するため、最後の産経大阪杯として行われ、2番人気のアンビシャスが優勝した。このレースは前年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬を獲得したラブリーデイと、菊花賞馬キタサンブラックの始動戦として注目を集めた。
スタート後、ハナを切ったキタサンブラックに、これまでの後方待機の競馬から一変して先行策をとったアンビシャスが、2番手からこれを追いかける展開。前半1000mは61秒1のスローペースで進んだ。
キタサンブラックは、最後の直線に入っても粘り腰を見せて逃げ切りを図るが、2番手でマークしていたアンビシャスが、上がり33秒4の末脚を発揮。残り50mでキタサンブラックを交わして1着でゴール。G1昇格前、最後の産経大阪杯を、勝ちタイム1分59秒3で制した。