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Epiphaneia
第34回ジャパンカップを制したときのエピファネイア

3位 エピファネイア(32億163万円)


■2024年の重賞勝利産駒
イフェイオン(フェアリーS)
エピファニー(小倉大賞典)
ステレンボッシュ(桜花賞)
ダノンデサイル(京成杯、ダノンデサイル)
テンハッピーローズ(ヴィクトリアマイル)
ビザンチンドリーム(きさらぎ賞)
ブローザホーン(宝塚記念、日経新春杯)

 第3位には、前年の9位から大きくジャンプアップしたエピファネイアがランクイン。2024年は98勝と、前年より1勝減らしたものの、重賞9勝、うちG1を4勝とし、平地G1最多勝利を記録。改めて大舞台に強い血統であることを証明した。

 2024年は春先から好調で、まずはステレンボッシュが桜花賞を制覇。さらに、ヴィクトリアマイルでは6歳馬テンハッピーローズが勝利し、エピファネイア産駒として初の古馬によるG1制覇を達成した。日本ダービーでは、ダノンデサイルが皐月賞馬ジャスティンミラノ(キズナ産駒)を下し、父エピファネイアの雪辱を晴らす勝利を挙げた。さらに、5歳馬ブローザホーンが道悪の中で宝塚記念を制し、春だけでクラシックを含むG1を4勝する快進撃を見せた。

 その他の重賞勝ち馬では、デビュー時から期待されていた5歳馬エピファニーが小倉大賞典で重賞初勝利を達成。3歳勢では、G1馬2頭に加え、フェアリーSを制したイフェイオン、きさらぎ賞を勝利したビザンチンドリームもクラシックに出走するなど、エピファネイア産駒らしい成長の早さを見せた。

 ビッグレースを多く制したエピファネイアが、総額32億0163万円を獲得し、堂々の3位となった。

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