5位 ハーツクライ(21億5,051万円)
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■2024年の重賞勝利産駒
ソーダズリング(京都牝馬S)
チャックネイト(AJCC)
ドウデュース(天皇賞・秋、ジャパンカップ)
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第5位には、2023年にこの世を去り、2021年生まれの3歳世代がラストクロップとなるハーツクライがランクインした。出走頭数163頭、出走回数が778回と近年では最少ながら、52勝を挙げ、そのうち重賞を4勝した。
産駒の頭数が少ないにも関わらず、この順位を獲得できた要因は、ある一頭の功績が大きい。そう、ドウデュースの活躍である。
2024年のドウデュースは、春はドバイ、宝塚記念と思うような結果が残せなかったが、秋には完全復調。天皇賞(秋)を外から豪快な差し脚で制し、2歳から5歳まで4年連続のG1勝利を達成。さらにジャパンCでは早め先頭から、そのまま押し切ってG1を連勝した。秋古馬三冠を狙った有馬記念は、無念の出走取り消しとなったが、天皇賞(秋)とジャンプCの2勝が評価され、JRA賞年度代表馬および最優秀4歳以上牡馬に選出された。
その他の産駒では、ハーツクライ特有の晩成型の成長力を見せたチェックネイトが、6歳にしてアメリカジョッキークラブCを勝ち、この勝利でハーツクライ産駒は14年連続のJRA重賞制覇を達成した。また素質馬として期待されていたソーダズリングが、京都牝馬Sで重賞初勝利を飾った。
2023年と比べて獲得賞金・勝利数ともに減少したものの、その存在感は健在で、総額21億5051万円を獲得した。