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7位 ルーラーシップ(21億608万円)
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■2024年の重賞勝利産駒
スマイルスルー(京都ジャンプS)
ソウルラッシュ(マイラーズC、マイルCS)
ディスペランツァ(アーリントンC)
マスクトディーヴァ(阪神牝馬S)
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第7位には、近年ランキング上位の常連となったルーラーシップが入った。7年連続でトップ10入りを果たした。2024年の出走頭数は234頭、勝利数78勝はともに近年では最少だったが、重賞は3年連続となる5勝を挙げた。
2024年のルーラーシップ産駒の代表格は、マイルを主戦とするソウルラッシュで、G1・7度目の挑戦でマイルチャンピオンシップを勝つなど、産駒として2年ぶりのG1勝利を達成した。また、マイラーズCも勝利して、産駒初のJRA賞となる最優秀マイラーを受賞した。
その他の重賞勝ち馬では、4歳のマスクトディーヴァが阪神牝馬Sを勝利。G1ではヴィクトリアマイルと府中牝馬Sでともに3着と、あと一歩の実力を見せた。3歳世代では、ディスペランツァがアーリントンCを制覇。また、障害重賞ではスマイルスルーが京都ジャンプSで重賞初勝利を飾った。
重賞勝利こそなかったものの、ドゥアイズがヴィクトリアマイル4着、3歳馬ヘデントールは菊花賞2着と健闘。牝馬のホーエリートもフラワーCで2着に入り、オークスや秋華賞に出走した。また、2024年に復活の兆しを見せたのが、2023年のきさらぎ賞勝ち馬フリームファクシ。ダートのオープン戦を制し、新境地を開いた。
種牡馬としては晩年を迎えたルーラーシップだが、2024年も安定した活躍を見せ、総額21億608万円を獲得した。