2025年デビュー予定! 藤田晋氏期待の若駒たち(3)息子の名を授けたクリソベリルの初年度産駒
人気スマホゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』との関わりで知られる一方、馬主としても注目を集める藤田晋氏。馬主歴は長くはないものの所有馬はすでに多くの重賞を制している。特に昨年は国内のみの活躍にとどまらず、フォーエバーヤングやシンエンペラーが世界を舞台に活躍するなど、大きな躍進を遂げた。そんな藤田晋氏が所有する2歳馬の中から、5頭をピックアップして紹介する。三頭目はイナズマダイモン。
イナズマダイモン
プロフィール
性別 | 牡馬 | |
生年月日 | 2023年4月3日 | |
毛色 | 鹿毛 | |
調教師 | 宮田敬介【美浦】 | |
生産牧場 | ノーザンファーム | |
取引市場 | 2024年 セレクトセール | |
兄弟(姉妹)馬 | アメリカンビキニ、パリプラージュ | |
馬名の由来 | 稲妻+人名より |
5代血統表
藤田氏が所有する馬の1頭に、エゾダイモンという馬がいる。「ダイモン」という部分は、藤田氏のご子息である大門君から取られており、思い入れの強い名前といえるだろう。
エゾダイモン以降つけられることがなかった「ダイモン」だが、今年、3年ぶりにその名をつけられた馬が登場した。その馬の名はイナズマダイモン。新種牡馬、クリソベリル産駒の牡馬である。
クリソベリルは現役時代、デビューから無傷の6連勝でチャンピオンズCを制覇。当時混戦だったダート路線を一気に統一し、3歳でダート界の王座についた。そしてイナズマダイモンの姉には、日本馬で初めてブリーダーズカップ・ジュベナイルフィリーズに挑戦したアメリカンビキニがいる。血統面からはダートへの適性がかなり強そうで、順調ならダート三冠での活躍が期待できるのではないだろうか。
藤田氏にとって特別な意味合いを持つ“ダイモン”の名前。もしイナズマダイモンが活躍を遂げ、日本を飛び出し世界で輝く日が来るとしたら、藤田氏にとってこれほど嬉しいことはないだろう。
【了】
(文●小早川涼風)
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