【今週のゴールドシップ産駒】中山7Rはパンジャ&マイネルフランツに勝機あり!ゴルシ産駒の1、2なるか
今週の中央競馬には、「ゴルシ」の愛称で知られ、現役時代にG1を6勝した名馬ゴールドシップの産駒が、合計8頭出走する予定だ。破天荒な性格でファンを魅了したゴルシの血を受け継ぐ仔たちが、どんな走りを見せるのか注目したい。
28日(土)の中山7R・3歳以上1勝クラス、芝1800m)には、ここ2走連続2着に好走しているパンジャ(牡3、美浦・金成貴史厩舎)と、通算成績【1、3、4、2】で崩れたのは京成杯(10着)のみの安定感を誇るマイネルフランツ(牡3、美浦・和田正一郎厩舎)の2頭が出走する。
パンジャは後半勝負の末脚が武器で、マイネルフランツは中団もしくは、近走では前めにつけてのパワフルな脚力がウリとなっている。タイプこそ違えど、ともにこのクラスにいる馬ではないはずで、ゴルシ産駒の1、2となっても不思議ではない。
先週のゴールドシップ産駒は、21日(土)の中山11R・グレイトフルS(3歳以上3勝クラス、芝2500m)に、前走楽勝のヴェルミセル(牝4、栗東・吉村圭司厩舎)が出走し、昇級初戦で一発回答を出した。
スタート後、馬なりで後方4、5番手に位置取ってレースを進める。ややスローペースの中、第3コーナー手前で徐々に前へと進出すると、最終コーナーでは外を回って8番手に上昇。直線では大外から力強い伸び脚を発揮して先行勢を差し切り、オープン入りを決めた。
ほかでは、産駒4頭が出走した同日の中山9R・ノエル賞(3歳以上1勝クラス、芝2200m)で、3番人気のキャントウェイト(牡3、美浦・萱野浩二厩舎)が、中団追走から、3〜4コーナーで一気に2番手まで浮上すると、残り200mで先頭に立ち、そのまま押し切った。
中山10R・中山大障害(J・G1、障害4100m)には、昨年圧勝のマイネルグロン(牡6、美浦・青木孝文厩舎)が連覇をかけて出走した。
途中まで単騎先頭に立つなど見せ場十分のレース運びをみせた。残りわずかのところまで先頭争いに加わっていたが、最終障害飛越でバランスを崩し、着地後に躓き落馬。無念の競走中止となった。
【了】
(文●TOM)
2024年12月28日(土)
競馬場 | レース名 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 着順 |
---|---|---|---|---|---|
京都3R | 2歳未勝利 | ウインポセイドン | 牡2 | 菱田裕二 | |
京都3R | 2歳未勝利 | コスモサンビタリア | 牝2 | 柴田裕一郎 | |
京都5R | 2歳新馬 | ミコノオンガエシ | 牝2 | 吉村誠之助 | |
京都8R | 3歳以上1勝クラス | タカサンフェイス | 牡4 | 長岡禎仁 | |
中山4R | 2歳未勝利 | マイネルアウルム | 牡2 | 柴田大知 | |
中山5R | 2歳新馬 | シフグナーデ | 牝2 | 丹内祐次 | |
中山7R | 3歳以上1勝クラス | マイネルフランツ | 牡3 | 丹内祐次 | |
中山7R | 3歳以上1勝クラス | パンジャ | 牡3 | 川田将雅 |
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