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【今週の武豊】JRA・G1コンプリートへ! ヤマニンブークリエでホープフルSに参戦「今週は暴れたい」

text by TOM

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Getty Images

28日(土)が今年のJRA開催最終日となる今週の武豊騎手は、中山競馬場で4鞍の騎乗を予定している。

 最大の焦点は、ヤマニンブークリエ(牡2、栗東・松永幹夫厩舎)とコンビを組み参戦する中山11R・ホープフルステークス(G1、芝2000m)で、史上初のJRA・G1完全制覇を成し遂げられるかだろう。

 キタサンブラック産駒のヤマニンブークリエは今年10月、京都・芝1800mのデビュー戦を差し切り勝ち。続く黄菊賞(2歳1勝クラス、芝2000m)では、のちに朝日杯FS(G1)で2着となったミュージアムマイルには突き放されるも、2着に逃げ粘った。

 武豊は、25日に更新された自身のオフィシャルサイトでレースへの意気込みをつづっている。ホープフルSについて「JRAのG1コンプリートに唯一残っているレース」と記した。しかし「悲願というよりもどうせならやっておこうかというぐらいの気持ち」と気負いはない。周囲からの高まる期待をよそに、レジェンドはあくまで自然体を貫く構えだ。

 また5Rの新馬戦(芝2000m)では、先日に電撃引退した“相棒”ドウデュースと同じキーファーズ所有のドラゴン(牡2、栗東・松永幹夫厩舎)とコンビを組む。

 2023年のセレクトセール1歳馬部門において4300万円(税抜)で落札されたマインドユアビスケッツ産駒。祖母はアメリカの芝重賞を4勝したノーブルステラ。叔母にはJRA通算6勝のほか、14年の京都牝馬S(G3)で3着に好走したノーブルジュエリー(父Smarty Jones)がいるなど活気ある血統背景をもつ。

 11月27日にゲート試験合格後は、12月11日に栗東CWコースで6ハロンから追い切られ、4ハロン51秒1、ラスト1ハロン11秒6の好タイムをマークするなど、軽快な動きをみせている。12月21日(土) 京都のダート1400m新馬戦を除外となった後は、ここを目標に入念に乗り込まれてきた。

 先週の武豊騎手は、病気(風邪)のため土日全5鞍の騎乗を見合わせた。しかし現在「風邪はすでに全快。先週休んだ分も含めて、今週は暴れたいです」と高らかに復活宣言。レジェンドが、今年最後のJRA開催を鮮やかな逆襲劇で締めくくる。

2024年12月28日(土)中山競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 調教師 着順
3R 2歳未勝利 アッサジャン 牝2 55.0 【美浦】国枝栄
5R 2歳新馬 ドラゴン 牡2 56.0 【栗東】 松永幹夫
7R 3歳上1勝クラス バードウォッチャー 牡3 57.0 【栗東】国枝栄
11R ホープフルステークス(2歳オープン) ヤマニンブークリエ 牡2 57.0 【栗東】松永幹夫

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