オカルトデータ研究室! マイルCS編「過去6年の勝ち馬の前走枠番は4枠or5枠の中枠勢」
先週行われたエリザベス女王杯は、単勝3番人気のスタニングローズが勝利。このコーナーで推奨したライラックは、上がり最速タイの脚を見せるも6着となった。
予想をしているわけではないとはいえ、連敗が続くと心が折れそうになるもの。オカルトデータだから仕方ないとは考えず、今週こそは連敗脱出を目指したい。
ということで今週は、秋のマイル王決定戦であるマイルチャンピオンシップが行われる。
さまざまな路線から好メンバーが揃った印象で、13年ぶりの外国馬参戦となるチャリンも話題となっている。人気も比較的割れることが予想され、まさにオカルトデータの出番といったレースとなりそう。
ちなみにチャリンの取捨選択や、データから見る有力馬の順位づけは、競馬チャンネル内の別の記事にて考察しているので、ぜひそちらも併せて読んでいただきたい。
それでは早速、マイルチャンピオンシップのオカルトデータを紹介していく。
①過去5年の勝ち馬の同年出走回数は、4→3→4→3→4回
1つ目のオカルトデータは、勝ち馬がその年に何走目だったのかについてのもの。過去5年の勝ち馬の同年出走回数を順に並べると、4回と3回が交互に並んでいることが分かる。順番通りなら、今年は3回出走している馬、つまり年4走目の馬が勝利する番ということになる。
今年の出走馬で年4走目の馬は、セリフォス、ソウルラッシュ、ナミュールの3頭のみ。比較的有力馬が残ったが、一気に3頭まで絞ることができた。
②過去6年の勝ち馬の前走枠番は、4枠or5枠の中枠勢
2つ目のオカルトデータは、勝ち馬の前走枠番について。過去6年の勝ち馬の前走枠番を順に並べると、4枠→4枠→5枠→5枠→5枠→5枠となる。
見てお分かりのように、前走5枠の馬が4年連続で勝利中。これは出走頭数などの関係で多少ズレがあるにせよ、8×8×8×8=4096分の1というものすごい確率となる。(計算方法を間違えていたらすみません。笑)
ちなみに今年も前走5枠の馬が勝利すれば、32768分の1という途方もない数字となる。この偉業(?)にチャレンジするのはニホンピロキーフと田口貫太騎手のコンビ。
今年8走目のためオカルトデータ的には推奨できないが、もし前走5枠の馬が5連勝となれば、来年は前哨戦の枠順発表から注目が必要となる。
話が逸れてしまったが、今回使うデータは、6年連続で4枠or5枠の前走中枠勢が勝利しているというもの。今年4走目の馬の中で、前走の枠番が4枠or5枠なのは、富士Sで4枠7番だったセリフォスのみ。2つ目のデータにして、早くも1頭に絞れてしまった。
ということで、今週はセリフォスにこのコーナーの連敗ストップを託すこととなった。
奇しくも、セリフォスも昨年のマイルチャンピオンシップからソウルラッシュに5連敗中。セリフォスにとっては7戦連続でソウルラッシュとの対決となるが、リベンジを果たすとともに、オカルトデータの連敗もストップしていただきたい。
【了】
(文●中西友馬)
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