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【今週の藤田晋】フォーエバーヤング BCクラシック日本初制覇へ万全の状態!

text by TOM
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藤田晋氏(Getty Images)

 今週の競馬では、人気アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』などで知られるサイバーエージェントの藤田晋代表取締役が所有する競走馬が、中央競馬で7頭出走する。また、アメリカのデルマー競馬場では、フォーエバーヤング(牡3、矢作芳人厩舎)が日本時間3日(日・祝)に行われるブリーダーズカップクラシック(G1、ダート2000m)に挑戦する。

 フォーエバーヤングは、春に3歳ダート競馬の最高峰、ケンタッキーダービー(G1)で僅差の3着に敗れ、デビュー6戦目にして初黒星を喫した。その悔しさを晴らすべく、再渡米前の“叩き台”として選ばれた10月のジャパンダートクラシック(Jpn1)を快勝し、秋の好発進を決めた。

 今回は古馬に混じってのダート競馬の頂点を決めるBCクラシック。勝つのは並大抵のことではない。地元勢からの厳しいマークが予想される中、枠順は最内の1番ゲートに決まった。スタートが決して良くないフォーエバーヤングにとって、管理する矢作調教師の口から出た「試練の枠」という言葉がすべてを表している。

 それでも、馬の状態は良好で「ケンタッキーダービーの時とは本当に雲泥の差だと思います」と自信をのぞかせている。異国の地からオーナーとして初のG1勝ちという吉報を待ちたい。

 また2日(土)に行われるブリーダーズカップジュベナイル(G1、ダート1700m)には、1戦1勝の米国産馬シンビリーブ(牡2、栗東・森秀行厩舎)が武豊鞍上で参戦する予定となっている。本場アメリカの2歳ダート王者決定戦でどんなパフォーマンスを見せるか楽しみだ。

 国内に目を移すと、2日の東京11R・京王杯2歳ステークス(G2、芝1400m)に、シンフォーエバー(牡2、栗東・森秀行厩舎)が出走する。8月新潟の新馬戦を快勝後、新潟2歳Sでは失速して9着に敗れたが、前走のサウジアラビアRCでは4着に逃げ粘り復調気配を示した。

 このレースには10月に同距離のメイクデビュー新潟を快勝したアドマイヤマーズ産駒バニーラビット(牡2、栗東・武幸四郎厩舎)も出走する。

 同日の東京4R・2歳未勝利(芝1800m)には、同条件だった10月の新馬戦で2着に好走したタイヨウノキセツ(牡2、美浦・高柳瑞樹厩舎)がスタンバイ。勝ち馬は別格だったとしても、好位からしぶとく伸びた末脚には見どころがあった。

 先週の藤田氏の所有馬は、10月27日(日)の東京10R・エイシンフラッシュカップ(3歳以上3勝クラス、ダート1300m)に、2020年の米年度代表馬Authenticの全弟ブシン(牡3、栗東・森秀行厩舎)が出走した。道中11番手追走も、直線で弾けず末脚不発の14着に敗れたが、ここで見限る要素はなく、今後の巻き返しに期待したい。

 また26日(土)の東京7R・3歳上1勝クラス(ダート1400m)に出走したリプレゼント(牡4、美浦・高柳瑞樹厩舎)は、スタートで出負けし、後方2番手からレースを進めたが、直線で馬群の間から上がり最速の脚で追い込んで0秒6差の6着に入った。

※日本時間 2024年11月2日(土)午前8時45分 発走

競馬場 R 馬名 レース名 性齢 騎手
デルマー 9 シンビリーブ BCジュベナイル(G1) 牡2 武 豊

※日本時間2024年11月3日(日)午前6:41 発走

競馬場 R 馬名 レース名 性齢 騎手
デルマー 8 フォーエバーヤング BCクラシック(G1) 牡3 坂井 瑠星

【了】

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