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【天皇賞(秋)】ルメール神vs川田大魔王を考察。世紀の一戦を制するのは……

先週行われた菊花賞はアーバンシックが勝利し、秋華賞に続きルメール様の騎乗馬が2週連続で優勝した。さて、今週は天皇賞(秋)が行われる。神であるルメール様が騎乗するのは重賞3勝のレーベンスティールだ。そのレーベンスティールももちろん上位人気が予想されている。ということで今週も『ルメール自信あります専門家』の中毒じゃない象さん(@chudokuzzz)に原稿を依頼した。3冠牝馬リバティアイランドに騎乗予定の川田将雅騎手との対戦成績からレースを考察する。

神vs大魔王という世紀の一戦

10月27日(日)に天皇賞が行われる。

想定人気では、川田さんが騎乗するリバティアイランドが1番人気、ルメール様が騎乗するレーベンスティールが2番人気となっている。

ルメール様は秋華賞、菊花賞と連勝中であり、「とりあえずルメール様を買っておけば良い」という安直な風潮が世の中に形成されつつある。

一方で、このように強すぎる存在があると、それに対抗したいと思うのも人間の習性であり、“アンチルメール”という属性の人々も現れている。

神に歯向かうなんて愚かでしかないが、今回の天皇賞においてはアンチルメール軍団希望の星がいる。

そう、川田さんである。

川田さんは、ここ数年リーディングの座をほしいままにしていたルメール様から、2022年にリーディングの座を奪った実績がある。

そういった功績が認められ、川田さんも競馬ファンの間では、川田大明神、川田大魔王といった形で、人間を超越した存在として崇められているのは周知の事実であろう。

なので、ルメール様を信じないダークサイドに堕ちた人間が、川田大魔王に縋るのも道理といえば道理なのである。

秋華賞は人間代表である戸崎さんが神であるルメール神にどれほど迫れるのかが見所だったわけだが(そして当然ながら神に敗れたわけだが)、今回の天皇賞は神vs大魔王という世紀の一戦である。

神話の世界をリアルタイムで観戦できるなんて、我々はなんと幸運なのだろう。

というわけで、過去10年、ルメール様と川田さんが1番人気と2番人気を分け合った際の直接対決について調べてみた。(つまり、秋華賞の時にルメール様と戸崎さんの直接対決について調べてみたやつの川田さんバージョンである)

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