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【今週の藤田晋】名門一家のリリカルガンマンがデビュー! いとこにはサリオスやサラキアなど

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藤田晋氏(Getty Images)

 今週の競馬では、人気アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』などで知られるサイバーエージェントの代表藤田晋氏が所有する競走馬が、2頭出走する予定となっている。

 まず、19日(土)の東京5R・新馬戦(芝2000m)には、フィエールマン産駒のリリカルガンマン(牝2、美浦・手塚貴久厩舎)が出走する。2022年のセレクトセール当歳馬部門において、7200万円(税抜)という高値で落札された期待の2歳牝馬だ。

 母のサンタフェチーフはJRAで3勝を挙げ、2018年の日経新春杯では5着に好走した。半兄のスーパーチーフ(父キンシャサノキセキ)とフェイト(父リアルスティール)は共にJRAで2勝を挙げている。

 さらに、母の姉であるサロミナは、2012年のドイツオークスを制した名牝である。その仔たちには、2019年の朝日杯フューチュリティSを勝ち、毎日王冠を2勝するなど、重賞4勝を挙げたサリオスや2020年の府中牝馬Sの覇者で、同年のエリザベス女王杯、有馬記念と連続2着したサラキアなど、多くの活躍馬が輩出されている。

 そんな名門血統を背負ったリリカルガンマンのデビュー戦は、注目しておきたい一戦だ。

 もう一頭は、20日(日)の京都10R・キセキC(3歳以上3勝クラス、芝1600m)に出走する、米国産の快速馬フロムダスク(牡4、栗東・森秀行厩舎)。

 2022年小倉の芝1200m戦でデビュー勝ちしたこの馬は、3戦目の京王杯2歳Sでも果敢に逃げてオオバンブルマイの2着に粘りこむ好走を見せた。その後、3歳時の前半はサウジ遠征など積極的に大レースに挑戦するも結果は残せなかった。

 しかし、昨年9月の3勝クラスセプテンバーSでは4着、今年の3月の戎橋S、5月のフリーウェイSをともに4着、続く6月の多摩川Sでも5着に好走するなど、まだスピードは健在だ

 ここ2走は距離を詰め、1200m戦を使われて二桁着順に終わっているが、後方待機から最後はきっちりと末脚を伸ばす競馬が板についてきている。今回は距離を伸ばして、久々のマイル戦に臨む。追走が楽になりそうな分、新味が出てくる可能性がありそうだ。

2024年10月19日(土)東京競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
5 メイクデビュー東京(2歳新馬) リリカルガンマン 牝2 55.0 戸崎圭太 手塚貴久【美浦】

2024年10月20日(日)京都競馬場

R レース名 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師
10 キセキカップ(3勝クラス) フロムダスク 牡4 56.0 横山和生 森秀行【栗東】

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