HOME » ニュース » 最新情報 » 【菊花賞2026・敗戦の本質】1番人気ロブチェンは、なぜ敗れたのか…ゴーイントゥスカイの勝因も分析

【菊花賞2026・敗戦の本質】1番人気ロブチェンは、なぜ敗れたのか…ゴーイントゥスカイの勝因も分析

text by 中西友馬
2026年菊花賞を制したゴーイントゥスカイ
2026年菊花賞を制したゴーイントゥスカイ

10月25日(日)に行われたG1・菊花賞は、3番人気のゴーイントゥスカイが勝利を飾った。一方で、1番人気に支持されたロブチェンなど、敗れた馬たちをどのように評価すべきなのか。今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の3つの観点を点数化し、検証していく。[1/2ページ]
——————–

注目馬3頭の採点

ゴーイントゥスカイ

着順:1着(3番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:8
今後の伸びしろ:7

 キンググローリーと丹内騎手が腹をくくった大逃げを打ち、前半1000mの通過が58秒4。良馬場発表だったとはいえ、決してパンパンの良馬場ではなかったことを考えると、キンググローリーにとっては相当なハイペースだった。

 一方、2番手以降はどうだったのか。推定20馬身ほど後ろだったことを考えると、2番手のアスクエジンバラで推定62秒0前後。勝ち時計を考えても、キンググローリーを除けば平均やや遅めの流れで推移した。

 そんな中、この馬は中団のインコースを確保。3〜4角中間あたりで外を上がってきた馬がいて少しポジションを下げたように見えたが、慌てず騒がずジッと我慢。直線では馬群に隙間を見つけると、即座に進路を確保して抜け出し、最後はバステールとの追い比べをハナ差で制した。

 まさに武豊騎手の真髄が詰まっているようなレースで、結果的に上位3頭の騎手は、いずれも菊花賞を制したことのあるジョッキーたち。中でも、前人未到の菊花賞6勝目を挙げたレジェンドの手腕が、ひときわ輝くレースであった。

ダノンヒストリー

着順:3着(2番人気)
パフォーマンス:8
舞台適性:9
今後の伸びしろ:10

 これは個人的な憶測でしかないが、ダノンヒストリーに騎乗していたのはルメール騎手。2020年の菊花賞でコントレイルを徹底マークし、あと一歩のところまで追い詰めたアリストテレスの鞍上を務めた騎手である。

 展開予想にも書いたように、相手をロブチェン1頭に絞って、ぴったりマークすることを考えていたのではないだろうか。

 しかし、肝心のロブチェンは出遅れて後方からの競馬。目標を失ったダノンヒストリーは自らレースを動かしていき、逆に目標とされる部分があったように見えた。とはいえ、この馬の力をしっかりと出し切る騎乗はさすがのもの。

 ダノンヒストリー自身も、条件戦とはいえ古馬相手に圧勝続きで駒を進めてきた能力がフロックではないことを証明した。東京で上がり33秒前半の戦いとなると分が悪いが、スタミナ比べであれば世代トップクラス。

 まだ条件馬ということになるが、またすぐに重賞戦線で姿を見ることができるだろう。

1 2