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【アイルランドトロフィー2026・敗戦の本質】2番人気ラヴァンダは、なぜ敗れたのか…カムニャックの勝因も徹底分析

text by 中西友馬
2026年アイルランドトロフィーを制したカムニャック、2着ジョスラン(写真奥)
2026年アイルランドトロフィーを制したカムニャック、2着ジョスラン(写真奥)

10月11日(日)に行われたG2・アイルランドトロフィーは、1番人気のカムニャックが勝利を飾った。一方で、2番人気に支持されたラヴァンダなど、敗れた馬たちをどのように評価すべきなのか。今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の3つの観点を点数化し、検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点

カムニャック

着順:1着(1番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:9
今後の伸びしろ:9

 スタート後に抜群のダッシュを見せたクランフォードが先手を奪うかに見えたが、スタートから2ハロンほどの地点でセキトバイーストが並びかけ、これを交わして先頭に立った。

 少しずつ後続を引き離していき、前半1000mの通過は57秒9。2番手も推定59秒0前後で通過しており、セキトバイーストだけでなく全体的に淀みのない流れでレースは進んでいった。

 そんな中、この馬は中団外めを追走。馬群の中に入れることはせず、周りの動きにいつでも対応できるポジションを確保していた。

 直線に入ると、前との差を一気に詰めて先頭へと躍り出たジョスランを目標に伸び、最後はゴール前でジョスランを捉え、半馬身差で勝利を収めた。

 稽古の動きを見てもまだ先を見据えた造りで、秋華賞で大敗した8枠も不安だったが、今回のメンバー中唯一のG1馬という貫禄を見せた。レガレイラ不在のエリザベス女王杯では、もちろん中心的な存在となりそうだ。

ジョスラン

着順:2着(4番人気)
パフォーマンス:9
舞台適性:10
今後の伸びしろ:10

 カムニャックより1列前の、好位集団後ろを追走。レースは速めの流れで推移して、この馬も前半1000mの通過は推定59秒台半ば。直線に入るとセキトバイーストのリードが一気に縮まり、2番手集団の中から鋭く伸びたこの馬が残り300mで先頭に立った。

 そのまま押し切るかにも見えたが、ただ1頭追いかけてきたカムニャックにゴール前で交わされ、惜しくも2着。ただ、ハイペースを自ら追いかけて目標となったことを思えば、内容としてはかなり濃いレースぶりであった。

 これまで2000mまでしか経験がなく、エリザベス女王杯が行われる京都外回り2200mがプラスに働くかは未知数。

 ただ、稽古の動きやこのレース内容からも、ここにきて力をつけていて牝馬トップクラスの存在であることは確かだろう。全兄エフフォーリアに続くG1奪取なるかに、注目が集まる。

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