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【マイラーズC・敗戦の本質】なぜオフトレイルは敗れたのか?武豊騎手は2日連続の重賞制覇

text by 中西友馬
2026年マイラーズCを制した時のアドマイヤズーム
2026年マイラーズCを制した時のアドマイヤズーム

4月26日(日)に行われたマイラーズカップは、1番人気のアドマイヤズームが人気に応え優勝を果たした。一方で、2番人気を背負い5着に敗れたオフトレイルなど、他の馬の走りをどのように評価すべきなのか。今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の3つの観点から、それぞれを点数化しながら検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点

アドマイヤズーム

着順:1着(1番人気)
パフォーマンス:9
舞台適性:10
今後の伸びしろ:9

 開幕週ということは踏まえていたにせよ、10レースの3勝クラスで芝1800mのレコードタイムが更新されるほどの高速馬場。

 これは1分30秒台の決着もあり得ると考えていたが、結果は1分31秒7。昨年のロングランと全く同じ勝ち時計となった。

 そして前後半のラップが46秒6-45秒1というのも全く同じで、昨年より高速馬場だったことを考えると、豪華メンバーが揃っていたわりには若干凡戦感は否めない。

 それでもこの馬は、出脚が改善されたことが大きく、行く馬がいなければ主導権を握るぐらいの勢い。結局ショウナンアデイブを行かせて2番手を確保すると、直線で抜け出して勝利した。

 やはりこの馬のベストはマイル戦であり、安田記念でも有力馬の1頭となりそうだ。

ドラゴンブースト

着順:2着(9番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:7
今後の伸びしろ:10

 最内枠であることに加えて、ほかにハナを主張しそうな馬がいなかったことから逃げる競馬もあるかと思ったが、中団前のインコースに収まる。

 鞍上の丹内騎手に手綱を押すそぶりが見えなかったことからも、最初から脚を溜める作戦だったと考えられる。道中を終始インコースで我慢させると、直線も外に持ち出すことなく、勝ち馬の通ったコースをなぞるように伸びて2着を確保した。

 2〜3歳時は先行してしぶとさを生かすレースが多かったが、前走から試している末脚を生かす戦法で、いきなり結果を出している。

 上がり3F33秒0の脚を使っており、これまでのイメージを覆すレース内容。ロスなく立ち回った好騎乗も好走要因とはいえ、ここにきて急速に力をつけてきていることは確かである。

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