【高松宮記念・敗戦の本質】!なぜナムラクレアは敗れたのか?GⅠタイトルにあと一歩届かず…

3月29日(日)に行われた高松宮記念は、1番人気のサトノレーヴが優勝を果たした。一方で、引退レースとなったナムラクレアなどの走りをどのように評価するべきなのか。そこで今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の三つの観点から、それぞれを点数化しながら検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点
サトノレーヴ
着順:1着(1番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:9
今後の伸びしろ:7
戦前の話通りにピューロマジックに行く気はなく、逃げ宣言をしていたインビンシブルパパが後続を引き離す逃げ。前半3F通過の32秒5は確かに速いが、5馬身ほど離れたその後ろは33秒台であり、2番手以降に関しては平均やや速めといったところ。
そんな中この馬は、中団馬群の真ん中を追走。直線はスムーズに外へと持ち出されると、1頭違う脚で伸びてきて、最後は後続に2馬身の差をつける完勝であった。これでスプリンターズステークスは2年連続で不発に終わったが、高松宮記念は連覇を達成。
たしかにどちらでも結果を残している歴代のスプリンターもいるが、この馬の場合はペースうんぬんよりも、中山の急坂が堪える印象。
人気を集めるであろうスプリンターズステークスでは信用し切れない部分もあるが、新興勢力の台頭を許さなかったこのレース内容から、現役トップスプリンターであることは疑いようがない。
レッドモンレーヴ
着順:2着(15番人気)
パフォーマンス:8
舞台適性:6
今後の伸びしろ:10
まだ2度目の1200m戦であったが、思ったよりも置かれることなく、勝ち馬の後ろあたりのポジションを確保。コーナーリングで膨らんでしまった部分は他馬に迷惑をかけただけでなく、自身もロスがあってもったいなかったが、勝ち馬と遜色のない末脚を使っての2着。
ゴール前の争いでは、前を行く2頭のG1馬を競り落として2着を確保しており、かなり内容のあるレースぶり。スプリンターズステークスと比較して、1400〜1600mを走っていた馬が活躍しやすいレースではあるが、かなり高いスプリント適性を見せた。
勝ち馬と同じ7歳馬ということで、普通ならば今後の伸びしろに期待をするのは難しいところだが、年齢を重ねるとズブくなって距離を延ばしていく馬が多い中、距離を詰めて結果を出してみせた。走りもまだまだ若々しく、さらにスプリント戦で見てみたい馬である。


