【阪神大賞典・勝利の本質】アドマイヤテラ完勝の理由は?天皇賞(春)の主役候補を徹底考察

3月22日(日)に行われた阪神大賞典では、1番人気のアドマイヤテラが人気に応え勝利を収めた。一方で、上位人気ながら敗れたレッドバンデなどの走りは、どのように評価するべきなのか。そこで今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の三つの観点から、それぞれを点数化しながら検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点
アドマイヤテラ
着順:1着(1番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:10
今後の伸びしろ:8
展開予想の中で、想定外の馬が主導権を握る可能性も十分と書いたが、ハナを切ったのはサンライズソレイユ。そして前半1000mの通過は62秒5で、中盤の1000mが61秒2。決してペースが流れているようには見えなかったが、馬場状態が良かったことで想定していた63〜64秒台のペースよりは若干速め。それでもラストの1000mで58秒3と一気にペースアップしたように、やはりラスト1000mの勝負となった。
その中でこの馬は、1枠1番という枠順を生かして、終始中団のインコースを追走。持ったままでポジションを上げると、直線では先に先頭へと立った2着馬の外へと持ち出して、悠々と抜け出した。
道中インコースでジッとして全くロスのない競馬だったこともあるが、58キロを背負いながら3分02秒0のレコードタイムをマークし、3馬身差の快勝。昨年は出走してくれば惑星という扱いをされていた天皇賞(春)だが、今年は堂々と主役候補の1頭として駒を進めることとなりそうだ。
ダノンシーマ
着順:3着(2番人気)
パフォーマンス:7
舞台適性:6
今後の伸びしろ:9
道中は勝ち馬とほぼ同じポジションを追走していたが、勝負どころでの反応の差で置かれてしまう。直線でも中距離戦を使っていたときのような鋭さは見られず、3着まで浮上するのが精一杯といったレースぶりであった。
もちろん初の重賞挑戦で3着という結果は、決して悲観するものではない。ただ、長距離への適性を測るという意図でこのレースに出走したことを鑑みると、勝ち馬より2キロ軽い56キロで決定的な差をつけられてしまったのは事実。正直なところ、中距離でのレース内容と比較して、長距離適性が高いようには感じられなかった。
2400mでも勝ち鞍を挙げているが、この馬のベストパフォーマンスは個人的には白富士ステークス。となると適性的にも、2000m前後の中距離にあるのではないだろうかと考えてしまう。


