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【フェブラリーS・敗戦の本質】1番人気ダブルハートボンドは、なぜ敗れたのか?上位3頭を10点満点で採点

text by 中西友馬
2026年フェブラリーSを制したコスタノヴァ(写真左)、ダブルハートボンド(写真右)
2026年フェブラリーSを制したコスタノヴァ(写真左)、ダブルハートボンド(写真右)

2月22日(日)に行われたフェブラリーSでは、2番人気のコスタノヴァが連覇を飾った。一方で、上位人気ながら惜敗した馬もおり、その走りをどのように評価するべきなのか。そこで今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の三つの観点から、それぞれを点数化しながら検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点

コスタノヴァ

着順:1着(2番人気)
パフォーマンス:8
舞台適性:10
今後の伸びしろ:8

 戦前はペプチドナイルの逃げ宣言もあったが、枠の利もあってシックスペンスがハナを切る。並ぶようにしてロードクロンヌが2番手となり、ペプチドナイルが3番手につける並びとなった。

 そんな中、注目の集まったこの馬のスタートは五分とは言い難いながらも、ここ2戦を思えば万々歳とも言える出脚。この時点で、この馬から馬券を買っているファンの方は、胸を撫で下ろしたことだろう。

 前半600mの通過は35秒1で、昨年とほぼ同じミドルペース。ただ、好位につけた昨年とは違い、中団後ろというポジション。それでも直線では馬群の大外へと持ち出されると、一気の加速で残り200mあたりでは先行集団を射程圏内に入れる。勢いそのままに前を捕え切ると、内で抵抗する2.3着馬をねじ伏せるような勝利。

 推定とはなるが、自身のラップがラスト1Fで約1秒ほど失速している点からも、やはり本質的にベストは1400m。それでも決め手比べで2.3着馬を上回っての勝利であり、直線の長い東京コースへの適性に一日の長があった。もちろん強さは見せたが、ゲート面の解消したわけではなく、東京コース以外では疑ってかかる必要もありそうだ。

ウィルソンテソーロ

着順:2着(3番人気)
パフォーマンス:9
舞台適性:8
今後の伸びしろ:7

 久々の芝スタートとなったが、むしろ好スタートの部類からスッと控えて中団のポジションを確保。終始ダブルハートボンドを前に見る形でレースを進め、ペース的にもそこまで速くならなかったことで、道中の追走にも苦労しなかった。

 直線では前に見るダブルハートボンドとともに差し脚を伸ばしたが、さらにその外から、決め手に勝るコスタノヴァに一気に行かれてしまった。それでも、ラスト止まり気味だった勝ち馬に対して、ダブルハートボンドとともに差し返し気味に脚を使って食い下がっており、決してベストとは言えない舞台でも安定した力を発揮しての2着。

 3年連続2着となったチャンピオンズカップに続いて、JRA・G1で4度目の2着。またも悲願成就とはならなかったが、昨秋敗れたダブルハートボンドは抑えての2着というのは素晴らしい内容。中央のマイルでもスピード負けしなかったレースぶりからも、年齢による衰えは全く感じられなかった。

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