【サウジカップデーの舞台裏】日本馬の連敗で暗鬱ムード…それを一変させた“絶対王者”フォーエバーヤング

今年で第7回となったサウジカップ。『世界最高額賞金レース』の看板を掲げ始まった同レースも、すっかり春の恒例行事となりつつある。近年では、サウジカップデーに開催される他レースも、GⅡやGⅠの格付けを付与され、益々人気を博している。
競馬チャンネルは今回、サウジカップデーの現地取材を敢行。今年は日本からは計19頭の競走馬が参戦したビッグレースの舞台裏をお届けする。[1/3ページ]
サウジダービー(GⅢ・ダート1600m)

出走した日本馬
サトノボヤージュ(牡3 美浦・田中博康厩舎):3着
ワンダーディーン(牡3 栗東・高柳大輔厩舎):4着
ケイアイアギト(牡3 美浦・加藤征弘厩舎):5着
ベストグリーン(牡3 北海道・田中淳司厩舎):9着
サウジカップデー当日、ハンデキャップ競走や純血アラブGⅠ(PA-GⅠ)を終え、第4レースからはサラブレッドの重賞競走が続く。
まず行われたのは、第7回サウジダービー(GⅢ・ダート1600m)。レースは地元サウジアラビアのアルハラム(牡3 A.アルシダラニ厩舎)が優勝した。地元サウジアラビア所属の馬が同レースを制するのは2023年以来3年ぶり。
日本勢は5頭が出走したものの、サトノボヤージュ(牡3 美浦・田中博康厩舎)の3着が最先着。4、5着にワンダーディーン(牡3 栗東・高柳大輔厩舎)、ケイアイアギト(牡3 美浦・加藤征弘厩舎)と続いた。地方競馬からの参戦となったベストグリーン(牡3 北海道・田中淳司厩舎)は9着だった。
オキザリス賞、カトレアSを連勝し、海外遠征に臨んだサトノボヤージュを筆頭に、地方重賞3勝のベストグリーンなど、過去に類を見ない程メンバーが揃った日本勢であったが、今回は地元サウジアラビア勢に敗れることとなった。
コース横では馬主と思わしき地元サウジラビアの人々が歓喜する様子も見られた。日本人の中にはケンタッキーダービー、UAEダービーの前哨戦として軽んじて見てしまうファンも少なくないが、やはりその国の名を冠するダービー。その国のホースマンの執念と夢が大きく立ちはだかるレースだと感じさせられた。
リヤドダートスプリント(GⅢ・ダート1200m)

出走した日本馬
アメリカンステージ(牡4 栗東・矢作芳人厩舎):4着
ガビーズシスター(牝5 栗東・森一誠厩舎):6着
ドンアミティエ(牡6 栗東・今野貞一厩舎):7着
ヤマニンチェルキ(牡4 栗東・中村直也厩舎):12着
続いて5Rで行われたのが第7回リヤドダートスプリント(GⅢ・ダート1200m)。アメリカのイマジネーション(牡5 B.バファート厩舎)が優勝した。今回ナイソスで自身初のサウジC制覇を狙うアメリカの名門バファート厩舎はメインレース制覇に向け、勢いをつける形となった。

日本勢は4頭が出走したものの、アメリカンステージ(牡4 栗東・矢作芳人厩舎)の4着が最先着。6,7着にガビーズシスター(牝5 栗東・森一誠厩舎)、ドンアミティエ(牡6 栗東・今野貞一厩舎)と続き、12着にはヤマニンチェルキ(牡4 栗東・中村直也厩舎)が入った。
過去にはコパノキッキング、ダンシングプリンスなど日本馬が複数制していたことでも知られる同レース。サウジカップデーの重賞の中では、同レースだけは未だ制していない矢作厩舎が、今年はBCスプリント4着のアメリカンステージを配し史上初偉業に挑んだが、破れる結果となった。


