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【2026年中央競馬・開始1か月検証】つまずいたのは誰だ?「騎手・調教師・生産者・種牡馬・BMS」

text by 中川大河
田口貫太騎手
田口貫太騎手

2026年は、1月4日の東西金杯からスタートし、早くも1か月が経過した。各地で開催が進む中、リーディング争いにも少しずつ輪郭が見え始めた。一方で、シーズン序盤で流れをつかみ切れていない騎手や調教師も存在する。そこで今回は、2026年の立ち上がりで苦戦を強いられている人物や馬に注目。今後の巻き返しについて考察する。[1/5ページ]
※2月1日までのデータをもとに構成している。

①【騎手】

 昨年50勝以上挙げた騎手は総勢20人。その中で、最も苦戦しているのが団野大成騎手だ。同騎手は昨年68勝を挙げ、自己ベストを更新した。

 ところが今年は1月22日までにわずか1勝。1月31日と2月1日は1勝ずつ、計2勝を挙げたが、それでも年間40勝に満たないペースである。2~3着が比較的多く、これから一気に復調していく可能性が高いだろう。

 スタートで躓いた騎手の2人目が、4年前を迎えた小林美駒騎手だ。こちらも昨年に自己ベストを大きく更新する37勝を挙げたが、今年はまだ1勝のみ。

 肝心の騎乗回数も伸び悩んでいる。小林美騎手は今年の開幕週(1月4~5日)を病欠し、予定していた計7鞍で乗り替わりが生じていた。

 中には上位人気に推された馬もいただけに、痛恨の体調不良だったといえるだろう。それ以降もやや騎乗機会を減らしている点はやや気掛かりだ。

 3人目は、小林美騎手と同期の田口貫太騎手。1年目から35勝→40勝→36勝と安定した成績を残しているが、実は勝率を見ると、5.9%→5.1%→4.6%と右肩下がりの状態だ。

 1月31日に今年の2勝目を挙げたが、翌日にパドックで負傷。午後の6つのレースで乗り替わりとなってしまった。

 減量特典が外れてまもなく1年。今年の勝率は3.1%まで落ち込んでいる。22歳のホープはこの試練をどう乗り越えてくれるか。

 この3人以外には、昨年22勝の長浜鴻緒騎手が70戦していまだ勝利なし。昨年35勝の大野拓弥騎手は、1月未勝利のあと、2月1日にようやく今年の初白星をつかんだ。スタートで出遅れた騎手たちの挽回に期待したい。

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