【日経新春杯・前走レビュー】有力馬5頭を10段階採点!前走で最も評価できるのは?
text by 中西友馬

今週の1月13日(日)に開催される日経新春杯。春のGⅠ戦線を目指す馬たちが集結する注目の一戦だ。今回は出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回へとつながる勢いを見せたのは、一体どの馬なのだろうか。[1/3ページ]
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有力馬の前走評価①
■ゲルチュタール
開催日:2025年10月26日
レース:京都・菊花賞(芝3000m)
着順:4着
評価:8
初手で後方に構えた馬がワンツーを決めたレースであり、先行勢は軒並み壊滅的だった昨年の菊花賞。前半1000mの通過が60秒8はやはり若干速く、真ん中の1000mで63秒8と息を入れても、前には苦しい流れだった。
スタミナのあるこの馬にとっては、もう少しイーブンペースの方が力を発揮できたようにも思えるが、2着馬のエリキングと同じ上がりを使っての4着。そもそも施行回数が少なく特殊な条件ではあるが、エネルジコ以外とは差がなく、G1の4着には敬意を表する必要がある。
■コーチェラバレー
開催日:2025年12月28日
レース:中山・グッドラックハンデ(芝2500m)
着順:1着
評価:8
好位追走から一度ポジションを下げて、手ごたえも怪しく映った中から盛り返しての勝利。ズブいタイプで距離はあるほうが良いことが分かり、C.デムーロ騎手の腕っぷしの強さも光った一戦。
勝ち時計的には特筆するようなものではなかったが、残り1000mからペースアップするスタミナ比べでの強さを見せたレースであった。舞台適性としては、前走の中山2500mのほうがありそうではあるが、骨っぽい相手を下した前走のレースぶりは評価できる。


