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“乾杯”か“完敗”か……東西金杯を得意とする「騎手6人」の取扱説明書

text by 中川大河
武豊騎手
武豊騎手

2026年のJRA重賞は例年通り、金杯から始まる。中山では芝2000mの中山金杯、京都では芝1600mの京都金杯が開催される。競馬界には「一年の計は金杯にあり」という格言があるように、関係者もファンも幸先いいスタートを切りたいところだろう。
そこで今回は現役騎手の中で、過去に金杯を4勝している現役ジョッキー4人と3勝している2人の合計6人をピックアップ。データ面から取捨選択の方法を探ってみた。[1/5ページ]

(※当該騎手が金杯に騎乗しない可能性もあり)

①武豊

金杯通算成績【4-4-1-22】

 武豊騎手はこれまで金杯に31回騎乗しているが、うち30回が京都金杯(スポーツニッポン賞金杯時代を含む)。つまり、年明け初日は地元関西で迎えることがほとんどである。

 通算成績は4勝2着4回、3着1回と合計9回馬券に絡んでいるが、実は3番人気以内の馬での騎乗が20回を数える。つまり、50%を超える確率で人気を裏切っているということだ。

 ちなみに1番人気の馬に騎乗した際は【3-3-0-6】で、連対率は50%あるが、2~3番人気だと【0-1-0-7】。4番人気以下も【1-0-1-9】と、武騎手にとって金杯は得意なレースとは言い難い。

 過去10年を見ると、2017年(エアスピネル)と18年(ブラックムーン)に連覇を飾っているが、19年から3年連続で1番人気の馬で馬券圏外。その3回を含めた直近6回のうち5回で2桁着順に敗れている。

 また武騎手の金杯における回収率を見ても、単回収率37%、複回収率50%と一息。やはり競馬界を代表する騎手だけに年末年始はイベントの出演やあいさつ回りなどがあり、正月競馬を慌ただしく迎えることも一因かもしれない。

 馬質の割に金杯で結果を出せていない武騎手だが、狙うとすれば内目の枠に入った時だ。馬番が2桁の時は【0-0-0-7】とサッパリだが、1番から9番ゲートなら【4-4-1-15】と好走率は高い。特に2番ゲートなら【2-0-0-1】だ。

 2026年は京都金杯に騎乗するようなら外目の枠なら消し、内目の枠なら押さえる程度でどうだろうか。

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