【アルゼンチン共和国杯 有力馬診断】◎候補を徹底分析!トップハンデのローシャムパークの評価は?
11月9日、東京競馬場にて行われるG2・アルゼンチン共和国杯に向けて、『競馬の教科書(オーパーツ・パブリッシング)』の著者・玉嶋亮がXアカウントで有力馬の評価を行っている。この記事では、◎候補と△候補に分けて各馬を分析し、レースの行方を占う。
※以下の◎と△の候補は、枠順確定前の見解である。枠順トラックバイアスで印は大きく変わる。
◎候補馬(軸候補)

シュトルーヴェ
日経賞、目黒記念を連勝し、去年の春先から一気に頭角を現した。ハンデ重賞レベルであれば、主役級を張れる能力がある。
良かった時期ならば、オールカマーを勝ったレーベンスティールあたりとなら同斤量で互角の戦いをできる能力水準。
一方、G2連勝後は王道路線のG1を走り惨敗した後は、適性外だったとしてもダイヤモンドステークスで案外の内容。
ここへ来て勢いがなくなってしまったが、日経賞、目黒記念のパフォーマンスが戻れば、能力的には好走可能な水準。一線級相手には通用しなかったが、一気の相手弱化で巻き返しがあってもおかしくない。
ローシャムパーク
函館記念で頭角を現し、オールカマーではあのタイトルホルダーが単騎逃げで恵まれた展開を外から一閃。強い内容で差し切った。
その後は、大阪杯2着、ブリーダーズカップターフ2着の実績があり、現役最強クラスではないものの、G1に手が届く水準である。
したがって、アルゼンチン共和国杯のメンバーレベルであれば、59.5kgの酷量であっても、有力視が妥当である。
◎候補ほか(なし)
【了】
プロフィール
玉嶋亮(たましま・りょう)
1985年生まれ。本業を抱え時間の制約があるため、芝オープンクラスのみにフィールドを限定している。「能力比較」「馬場読み」を中核のファクターとして、パドックや追い切り等は一切見ないスタイル。2021年凱旋門賞の単勝万馬券、2022年AJCCの三連単288万円等の的中実績がある。「単勝多点」「変則フォーメーション」「複勝チャレンジ」等多彩な馬券術に定評があり、設計回収率=130%を公言し、累計回収率=148%を記録している。旧作「競馬の教科書(ピンク本)」は、個人出版ながら異例の大ヒットを記録し、2022年11月にベストセラーの座を譲らないまま絶版した。アマチュア最強の予想屋、日本一の競馬作家になるのが目標。
【関連記事】
・【アルゼンチン共和国杯 調教診断】S評価は1頭のみ!ローシャムパーク、スティンガーグラスの評価は?
・【アルゼンチン共和国杯 有力馬診断】◎・△候補を徹底分析!
・【アルゼンチン共和国杯 有力馬診断】△候補を徹底分析!



