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【アルゼンチン共和国杯 前走レビュー】有力馬を10段階評価!前走で抜群の内容だったのは…?

text by 中西友馬

今週末11月9日(日)に行われるアルゼンチン共和国杯。ジャパンカップや有馬記念を見据える有力馬たちが集う注目の一戦である。今回は「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを徹底検証する。果たして、前走で最も優れたパフォーマンスを披露したのはどの馬だろうか。[1/3ページ]

有力馬の前走評価①

2024年日経賞を制したシュトルーヴェ
2024年日経賞を制したシュトルーヴェ

■シュトルーヴェ

開催日:2025年8月17日
レース:札幌・札幌記念(芝2000m)
着順:7着
評価:8

 着順だけを見ると7着に敗れたという結果ではあるが、半年ぶりの一戦を考えれば悲観する内容ではなかった。

 さらに、2500mの重賞を2勝しているこの馬にとって、小回り2000mはやはり少し忙しく、エンジンがかかり切る前にゴールしてしまった印象。

 それでも、次走で毎日王冠2着のホウオウビスケッツと同着7着というのは悪くない結果だった。

 例年ほどでないにせよ、スーパーG2の札幌記念だけあってメンバーも揃っている中での7着であり、6歳でも衰えは感じられなかった。

■スティンガーグラス

開催日:2025年7月27日
レース:札幌・札幌日経賞(芝2600m)
着順:1着
評価:7

 後方追走から外々を回って、先行集団をまとめて飲み込むレースで勝利。長く良い脚を使って、最後は抵抗する2着馬をねじ伏せた。

 一見すると派手な内容にも見えたが、半馬身差2着のフルールは、先週の3勝クラス古都Sで11着。コアな条件のレースにありがちではあるが、条件馬が複数頭混じったメンバー構成であった。

 フルールやシュバルツクーゲルが前を早めに潰しにいっての漁夫の利を得た部分もあり、東京コースで過信は禁物。

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