7月以降急失速…「下半期」騎手の勝率下落幅ランキング【ワースト2位】真偽不明…夏に空白1か月?その噂は…
下半期もまもなく折り返しを迎えるが、このタイミングで上半期に比べて、下半期に成績を落とした騎手を5人紹介してみたい。
対象としたのは1月から6月までに20勝以上挙げた29人の騎手。そのうち、下半期にまだ騎乗回数の少ないJ.モレイラ騎手と、全く騎乗のないD.レーン騎手を除く27人をランク付けした。
基準としたのは勝利数ではなく、「勝率の下落幅」。上半期に天国を、下半期に地獄を味わっているのは果たしてどの5人なのか――ランキング形式で紹介する。今回はワースト2位。
※勝利数および勝率は、9月21日終了時点での集計結果

【ワースト2位】藤岡佑介
37勝→8勝(勝率17.1%→11.0%=6.1ポイントdown)
下半期に入り失速ぶりが目立つ騎手第2位は、中堅からベテランの域に差し掛かった39歳の藤岡佑介騎手だ。
キャリア22年目を迎えた今年、藤岡佑騎手はいきなりアルナシームとのコンビで中山金杯を制覇。競馬界では「一年の計は金杯にあり」といわれるように、これ以上ないスタートを切った。
その後は重賞勝利こそないが、コンスタントに白星を重ねて、6月までに37勝。これは2008年にマークした自己ベストの75勝に迫る74勝ペースだった。
ところが、7月以降はここまで8勝とやや失速している。その最大の理由が8月中旬から約1か月間にわたり騎乗していなかったことだろう。これは騎乗停止などではなく、9月上旬に実施された調教師試験を受験するためと噂されているが、真偽は不明。
ただ、勝ち鞍だけでなく、勝率も17.1%から11.0%に下げており、やはり試験勉強にある程度、神経を集中させていた可能性が高い。
秋競馬で巻き返しを期する藤岡佑騎手だが、実は昨年の秋競馬もスランプに陥っていた。昨年は、今年と同じようにスタートダッシュを決め8月まで42勝、勝率12.2%をマークしていた藤岡佑騎手だが、9月以降はわずか9勝、勝率も6.2%と大幅ダウン。秋競馬の訪れとともに成績を下げていた。
【了】
(文●中川大河)
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