菊花賞で激走に期待!長距離適性が高い現役種牡馬TOP5【第5位】凱旋門賞で連続好走したスタミナおばけ
今月26日、京都競馬場では、牡馬クラシックの最終戦、菊花賞が行われる。3歳馬にとって淀の3000mを走り抜くのは何よりスタミナが重要。そこで、2020年以降にJRAで行われた芝“2400m以上”の長距離レースを集計し、勝率の高い現役種牡馬5頭をランキング形式で紹介したい。今回は第5位。
※出走機会が100回以上あった現役種牡馬を対象とする
(集計期間:2020年1月~2025年10月13日)
【第5位】オルフェーヴル(勝率10.3%)
2011年に三冠馬に輝いた怪物オルフェーヴルが5位にランクインした。
現役時代は自慢の切れ味とスタミナを武器に、菊花賞を制したほかグランプリを3勝。さらに凱旋門賞で2年連続2着と条件を問わない活躍をした。
4歳時の天皇賞・春は不可解な11着惨敗を喫したが、スタミナやパワーといったタフさは多くの産駒にも伝わっている。
産駒のJRA・G1勝利はラッキーライラックの2020年エリザベス女王杯制覇を最後に遠ざかっているが、長距離路線では少なくない活躍馬を出している。
現在3000mを超える芝の重賞レースは、天皇賞・春(京都3200m)以外に、ダイヤモンドS(東京3400m)とステイヤーズS(中山3600m)だけだが、2020年以降、オセアグレイト、シルヴァーソニック、アイアンバローズというオルフェーヴル産駒の3頭が消耗戦を制している。
産駒の菊花賞出走は過去に6頭。18年にエポカドーロが3番人気に推されたが、8着に敗れている。それ以外の5頭はいずれも人気薄ばかりで、19年メロディーレーンが5着に入っている。
2023年から産駒の菊花賞出走はなく、今年の登録馬もなかった。父が圧倒的な強さを見せ三冠を達成した舞台で、その走りを再現する馬は今後果たして出るのか。減少気味の産駒から、来年以降の大物誕生に期待したい。
【了】
(文●中川大河)
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