【サウジアラビアRC 前走レビュー】有力馬を独自視点で10段階評価!満点を叩き出したのは…?
秋の2歳戦がいよいよ本格化する中、注目度が高まるのがサウジアラビアロイヤルカップ。来年のクラシック候補が次々と姿を見せるこの一戦を前に、出走予定馬たちはどんな前哨戦を戦ってきたのか。今回は「前走内容」に焦点を当て、有力候補の走りを元トラックマンが精査していく。果たして、前走のパフォーマンスが良かったのはどの馬なのか?
有力馬の前走評価①
■アスクエジンバラ
開催日:2025年8月16日
レース:札幌・コスモス賞(芝1800m)
着順:1着
評価:6
スタートの出はあまり良くなかったが、すぐさま二の脚で巻き返し、向正面に入る辺りでは2番手を確保。2歳戦にしては極端なスローペースにはならず、4角手前では逃げ馬を交わして楽な感じで先頭へと立つ。2番人気のブラックハヤテが4角で大きく外に膨れたこともあったが、直線でも後続を寄せつけずに2馬身半差の快勝。
ただ、昨年より前半1000m通過が0秒5速いにも関わらず、勝ち時計は0秒2見劣るもの。JRAで勝利を挙げていたのも、この馬とブラックハヤテのみという低調なメンバー構成で、今回も格上感はない。
■エコロアルバ
開催日:2025年7月26日
レース:新潟・2歳新馬(芝1400m)
着順:1着
評価:8
五分のスタートから、中団のポジションを確保。多頭数の馬群の中でも落ち着いて走れており、出遅れから外をまくるように上がっていくという、大味な競馬をした2着馬の後ろをなぞるようについていき浮上。最後はその2着馬を残り150mあたりで捕らえ、2馬身半差での勝利。
キング騎手の落ち着いた騎乗も光ったが、非常にレースセンスのある馬。ラスト2Fで11.3-11.1と加速ラップを刻めており、1Fの距離延長も問題なくこなしそう。
ただ、前走で下した17頭から勝ち上がりが出ておらず、大半の馬が次走で着順を落としているのは若干気がかり。