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【オールカマー 有力馬診断】◎・△候補を徹底分析!レガレイラは、GⅠ馬の意地を見せられるか

9月21日、中山競馬場にて行われるG2・オールカマーに向けて、『競馬の教科書(オーパーツ・パブリッシング)』の著者・玉嶋亮がXアカウントで有力馬の評価を行っている。この記事では、◎候補と△候補に分けて各馬を分析し、レースの行方を占う。

2024年有馬記念を制したレガレイラ
2024年有馬記念を制したレガレイラ

◎候補馬(軸候補)

ドゥラドーレス

他ポストで述べた通り、単騎逃げと絶妙なラップ(コスモフリーゲン回顧ポスト参照)に恵まれ、斤量でも1.5kgのハンデ差があったコスモフリーゲンを差し切れず2着に終わった。

3~4コーナーでは距離ロスを被りながらも、外からマクリ気味に上がっていったことを考慮すると、ラップ構成、斤量、「内外フラット」のトラックバイアスを総合的に評価すれば、負けて強しの内容と言える。

前走のエプソムカップに続き、堅実な末脚を繰り出せるようになってきており、次走以降も期待が持てる。

新潟記念あたりに出走すれば、サマー2000シリーズの優勝争いを十分に狙える水準であったが、オールカマーへ。ベリーベリーホースのレガレイラが強力だが、逆転不可能なほど絶望的な差まではない。

ヨーホーレイク

大阪杯は、ほぼ最後方から上がり33.5の最速で差してきたことだけを見れば、立派な内容である。

しかしながら、他ポスト通り、行く先々で進路が運良く開きスイスイ前へ進出できる展開に恵まれた結果である。

一方、2着のロードデルレイは、早めに外へ持ち出してロスの大きな競馬であったにも関わらず、ヨーホーレイクをまったく寄せ付けなかったことを考えると、着差以上に大きく上回る。

一方、大阪杯で恵まれ3着だったヨーホーレイクは、グランプリホースのレガレイラには見劣りするものの、G1で3着に好走した実績と能力は評価すべき。インに潜り込む等、恵まれれば逆転も。

レガレイラ

有馬記念では、道中は内に潜り込んでジッとして脚を溜めていたとは言え、ダービー馬ダノンデサイルを交わし堂々先頭の内容。

有馬記念のダノンデサイルは、スローの単騎逃げに恵まれていたことを考えれば、レガレイラが着差以上の完勝であった。

有馬記念は現役のチャンピオン決定戦であり、高額賞金の有馬記念で、3歳牝馬が正攻法、力勝負の競馬で勝ち切ったのは高い評価に値する。有馬記念の時点で「2025年も、王道路線で主役になり得るレース内容である」と評した。

安田記念では、「ダービーを狙える逸材」と、皐月賞当時から評していた◎ジャンタマンタルが圧倒的な内容で勝利したように、2024の牡馬クラシックは非常にレベルが高い。

ハイレベルだった2024牡馬クラシック戦線では不発に終わったが、有馬記念でダービー馬のダノンデサイルを沈めているように、牡馬クラシック組とは互角以上の能力を秘める。

有馬記念のパフォーマンスは、間違いなく現役最強クラスの走り。マトモに走れば、好走の可能性が極めて高い。

◎候補ほか(なし)

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