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スペシャルウィーク産駒最強馬は?獲得賞金ランキング【第5位】新潟記念連覇など重賞3勝!堅実に稼ぎ続け2億超

text by 目白明

日本ダービーやジャパンCを含むG1を4勝し、「日本の総大将」と呼ばれたスペシャルウィーク。武豊との名コンビで世代の頂点に立ち、数々の強豪と死闘を繰り広げた姿は、今も競馬ファンの記憶に深く刻まれている。今回は、そんなスペシャルウィークの産駒の中から、獲得賞金が最も多かった馬をランキング形式で紹介していく。今回は第5位。

2011年新潟記念を制したナリタクリスタル
2011年新潟記念を制したナリタクリスタル

5位 ナリタクリスタル(2億6,104万円)

性別:牡馬
戦績:36戦8勝[ 8-6-4-18 ]
主な勝ち鞍:10年、11年新潟記念(G3)、11年中京記念(G3)

 3歳時には手堅く賞金を獲得して、古馬になって本格化。新潟記念連覇など重賞3勝したナリタクリスタルが、第5位にランク入りした。

 2009年1月のデビュー後、5戦目で初勝利を挙げたナリタクリスタルは、春シーズンに9戦2勝。2着4回、3着2回、4着1回、いずれも掲示板圏内の堅実な走りをみせる。休養明けの秋、格上挑戦のセントライト記念で11着と、初めて着外に終わる。だが、その後の3戦で2勝、2着1回と走り、通算では13戦4勝ながら12戦で入着と、手堅くこの年は約6700万円を獲得した。

 明け4歳。小倉大賞典では逃げ馬を懸命に追ったが届かず2着。約1600万円を加算するにとどまり降級となるが、条件戦で勝利を挙げてオープンに戻る。夏の新潟記念では直線での激しい叩き合いを制し、重賞初制覇を飾ると共に、2010年のサマー2000シリーズのチャンピオンに輝いた。この年は6戦2勝で獲得賞金は、約6800万円となった。

 5歳時には小倉で行われた2000mの中京記念で、道中好位追走から直線で抜け出し、重賞2勝目を挙げる。連覇を狙った新潟記念では、道中2番手追走から直線で逃げた馬を捕らえて、同レース史上初の連覇を達成した。この後のナリタクリスタルは秋2戦を着外に終わると、翌年以降で入着したのは、6歳時に出走した小倉記念の3着のみと精彩を欠いたが、8歳まで走り続けたナリタクリスタル。重賞3勝、入着7回と重賞でも堅実な走りで、総額2億6,104万円を獲得した。

【了】

(文●目白明)

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