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【熱闘レビュー セントライト記念】皐月賞馬の貫録V!秋の大舞台へ視界良好

text by 中西友馬

15日(月・祝)に行われた、G2・セントライト記念。秋の大舞台へ向け、それぞれの思惑が交錯する一戦となった。今年の出走メンバーは、皐月賞を制したミュージアムマイルをはじめ、レッドバンデやファイアンクランツなど、今後の飛躍を誓う有力馬が顔を揃えた。

2025年セントライト記念を制したミュージアムマイル
2025年セントライト記念を制したミュージアムマイル

秋のG1戦線へ向けて好発進を決めるのは…

 3日競馬の最終日である9月15日(祝)、良馬場の中で行われた、今年のセントライト記念。

 1番人気(単勝オッズ2.6倍)は、皐月賞馬ミュージアムマイル。2番人気(単勝オッズ4.4倍)にはレッドバンデが続き、3番人気(単勝オッズ6.0倍)はファイアンクランツとなった。

 以下、ジーティーアダマン、ピックデムッシュまでが単勝1桁オッズという混戦模様でレースは行われた。

 しかし、レース発走直前に一波乱。3番人気のファイアンクランツがゲート内で首を下げて潜るような格好になり、鞍上のモレイラ騎手が一度下馬する形に。体勢を整え直して馬体検査はなかったが、外枠発走の措置が取られての発走となった。

 レースは、最内枠を利してジーティーアダマンがハナを切る。サクラファレルが2番手へとつけ、レッドバンデはその直後のインコースを追走。

 ミュージアムマイルは中団後ろからとなり、そのすぐ後ろにいたファイアンクランツは、向正面で早めにポジションを押し上げていく。

 前半1000mの通過は60秒3と決して速い流れではなかったが、このファイアンクランツの動きで早めにペースアップ。呼応するように先に浮上したフィーリウスが2番手に浮上し、逃げるジーティーアダマンに並びかける形で、最後の直線へと向かう。

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