【熱闘レビュー 新潟記念】シランケド、またも上がり最速!重賞2勝目を挙げ秋の大舞台へ
先週末に行われた、G3・新潟記念。別定戦になった影響からか、今年は例年に比べてもハイレベルな一戦となった。今年の出走メンバーは、2023年のエリザベス女王杯の覇者ブレイディヴェーグをはじめ、エネルジコやシランケドなど、重賞実績がある馬がが多数顔を揃えた。
レース直前に今年もアクシデント発生
昨年は、本馬場入場時に単勝1番人気であったライトバックが、放馬→競走除外という波乱の幕開けであった新潟記念。
今年も、本馬場入場時に単勝3番人気であったクイーンズウォークが放馬。発走直前に競走除外となってしまい、2年続けてレース前にアクシデントが起きてしまった。
除外ぶんを差し引いた最終的な人気は、1番人気(単勝3.0倍)が唯一の3歳馬エネルジコ。2番人気(単勝3.4倍)でシランケド、3番人気(単勝4.7倍)でブレイディヴェーグという牝馬2頭が続き、4番人気(単勝9.4倍)の七夕賞覇者コスモフリーゲンまでが単勝10倍を切るオッズで、発走を迎えた。
レースは、コスモフリーゲンがハナを切り、ナムラエイハブが2番手。エネルジコは好位の外めにつけ、ブレイディヴェーグも同じようなポジションの内め。シランケドは中団後方寄りから進める形。前半1000mの通過は60秒5と、2000mの古馬重賞としては遅めの流れでレースは推移していった。
隊列に大きな動きはないまま進んでいき、直線に入ると、内めをあけて横に広がった追い比べ。逃げるコスモフリーゲンを巡って、その内にブレイディヴェーグ、外からはシンリョクカが並びかける。
さらにはコスモフリーゲンとシンリョクカの間からエネルジコ、大外からはシランケド、馬群をさばいてディープモンスターと大激戦。
この中から最後に抜け出したのは、大外を伸びたシランケド。まとめて交わしきって先頭でゴール板を駆け抜けた。半馬身差の2着にエネルジコ、さらに半馬身差の3着にはディープモンスターが入った。