今週の中央競馬は、新潟・中京・札幌の3場開催。土日合わせて、8鞍の新馬戦が組まれている。
注目は、土曜日の新潟5レースに出走するグランマエストロ。G1・6勝を挙げたグランアレグリアの初仔で、デビュー前から大きな注目を浴びている。また、日曜日の中京5レースには、ヴィクトリアマイルを制したホエールキャプチャの仔・サトノアイボリーがスタンバイしている。今週も将来有望な素質馬たちが続々とデビューする。

8月30日（土）新馬戦の見どころ

【土曜札幌】
5R(芝1500m・9頭)

【土曜中京】
5R(芝1400m・10頭)
6R(ダ1800m・12頭)

【土曜新潟】
5R(芝1600m・13頭)

　土曜札幌5R(ダ1700m・13頭)の注目馬は、セスティーナ(牡、栗東・須貝尚介厩舎、武豊騎手)。

　母は関東オークス勝ち馬のアムールポエジーで、全兄はUAEダービー勝ち馬のデルマソトガケという、ダート界の良血馬。この舞台は望むところで、稽古でもパワフルな脚さばきで好時計をマーク。注目の初陣となる。

　土曜中京5R(芝1400m牝・10頭)の注目馬は、オンザノアール(牝、栗東・佐藤悠太厩舎、小沢大仁騎手)。

　新種牡馬インディチャンプの産駒で、半兄はダート短距離で4勝を挙げたエリモグリッター。父ゴールドアリュールの兄と比べて同馬は走りに柔らかみがあって芝向きの印象。直前も年長馬をアオる動きで初戦から。

　土曜新潟5R(芝1400m・18頭)の注目馬は、グランマエストロ(牡、美浦・木村哲也厩舎、C.ルメール騎手)。

　G1・6勝を挙げたグランアレグリアの初仔ということで注目を集める同馬。誰もがクラシックを意識する中での千四デビューには驚いたが、気性面を考えると致し方なしか。能力があるのは確かで、力を出し切れるかが鍵。