今週末に行われる重賞、G3・新潟記念へ向けて、有力出走馬たちの実力を徹底評価する。過去の実績や距離適性、持ちタイム、コース実績、さらには直近の成績まで──。
取り上げた全頭の評価を各項目ごとに【S～D】の5段階で一覧化し、それぞれの強みと不安材料を一挙に解説していく。

全頭の評価一覧表

※評価は、S,A,B,C,Dの5段階

各馬の評価

□エネルジコ

過去の実績：B
距離適性：C
持ちタイム：C
コース適性：C
最近の実績：A
総合評価：B

　3歳馬唯一の参戦。注目を集める存在であることは間違いないが、やはり世代限定戦のみの勝利では、G2勝ちがあっても、過去の実績でのA評価は難しかった。さらには、同じ左回りの東京コースで3戦3勝も、新潟コース、2000mともに未経験のため、C評価が並んでしまった。

　直近で青葉賞を勝っている点から最近の実績ではA評価となるも、人気を集めることが予想されるわりには、辛口の評価となった。

□クイーンズウォーク

過去の実績：A
距離適性：A
持ちタイム：A
コース適性：C
最近の実績：A
総合評価：A

　S評価の項目こそないが、A評価が4項目という、かなりの高評価にした。混合G2勝ちは、もちろん実績としてかなり評価できる内容であり、2000mで2勝を挙げ、持ちタイムも1分58秒台をマークしている。

　さらには直近のG1で2着とくれば、勢いも申し分なし。あとは唯一のC評価となったコース実績だが、他の有力馬も新潟コース未経験の馬が多く、あまり気にする必要はないかもしれない。