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大化け期待の先行投資!藤田晋氏セレクトセール当歳部門(3)「凱旋門賞」すら期待できる…無類の道悪巧者

text by 小早川涼風

サイバーエージェント社長として知られ、馬主としても破竹の勢いで成果を上げる藤田晋オーナー。その一方で、毎年セレクトセールでは上場馬を“爆買い”する積極的な投資姿勢でも注目を集めている。本記事では、藤田オーナーが2025年に落札した馬を部門別に紹介。今回は「当歳部門」から5頭を取り上げる。今回は3頭目。
※落札額は税抜の価格

藤田晋氏が落札したレディランドルフの2025(父キタサンブラック)ⓒJapan Racing Horse Association
レディランドルフの2025(父キタサンブラック)ⓒJapan Racing Horse Association

③レディランドルフの2025

 母の兄であるShakeelは仏G1・パリ大賞典を勝利し、母の父Churchillは英・愛2000ギニーを制覇。欧州G1を制している名門一族の仔が、このレディランドルフの2025である。

 1億4000万円という価格で藤田氏が落札したこの馬は、Storm BirdとLyphardの5×5を保持している。Storm Bird単体のクロスを持つ活躍馬ではダイアトニックやキングオブコージなど、重不良の馬場でも結果を残してきた馬たちが目立つ。これにスタミナ・パワータイプを多く出しているLyphardのインブリードが加わるとなると、無類の道悪巧者という可能性もありそうだ。

 さらに父のキタサンブラックは欧州型の牝馬と相性が良く、すでにクロワデュノールなどの活躍馬を輩出している。加えてセリ前、牧場からのコメントでは「すでに雰囲気があります」との話も出ており、活躍次第では欧州への「凱旋」遠征も夢ではないかもしれない。

【了】

(文●小早川涼風)

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