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セレクトセール2025・1歳部門 落札額ランキング【第2位】これは走る…“泣く子も黙る”重鎮が4億超を決断!

text by TOM

セレクトセール2025の1歳馬部門は、227頭が上場された。売却総額155億4600万円と、主取りが2頭のみで99.1%だった売却率はともに過去最高を記録。1憶円以上の落札馬は42頭に及び、大盛況に終わったセレクトセール2025・1歳部門における落札額(税抜)をランキング形式で紹介する。今回は第2位。

ノームコアの2024ⓒJapan Racing Horse Association
ノームコアの2024ⓒJapan Racing Horse Association

【第2位】ノームコアの2024(4億1000万円)

 トップ2に入ったのは、金子真人ホールディングス(株)が4億1000万円で落札したノームコアの2024(牡、父キタサンブラック、ノーザンファーム生産)だった。オーナー代表の金子真人氏は、2002年の当セールにおいて7000万円で落札し、のちに三冠馬となる名馬ディープインパクトなど次々とスターホースを大舞台に送り出してきた。

 セールでも決して圧倒的な高値馬を購入しているわけではない中、これまでダービー3勝、オークス2勝を含むG1馬を12頭所有。競馬界では“泣く子も黙る”重鎮で、もはやこの人が買えば、どんな馬でも走る馬に思えてくるほどの相馬眼を携えている。

 ハービンジャー産駒のノームコアは、現役時代に香港カップとヴィクトリアマイルのG1を2勝。宝塚記念連覇などGP3連覇の偉業を成し遂げたG1・4勝の女傑クロノジェネシスの半姉にあたる。

 ここまでの産駒2頭も好調で、エピファネイア産駒の3歳馬シルバーレインはすでに2勝を挙げ、キズナ産駒の2歳牝馬ドリームコアは、先日の6月に行われた東京・新馬戦で単勝オッズ1.5倍の圧倒的な支持に応えて楽勝デビューを飾った。

 母から芦毛の馬体を受け継いだキタサンブラック産駒の良血馬が、名物オーナーの元でターフを滑走する姿が今から待ち遠しい。

【了】

(文●TOM)

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