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セレクトセール1歳部門 落札額ランキング【第9位 】窪田氏が悲願のG1制覇へ…期待大のアウトブリード配合

text by TOM

セレクトセール2025の1歳馬部門は、227頭が上場された。売却総額155億4600万円と、主取りが2頭のみで99.1%だった売却率はともに過去最高を記録。1憶円以上の落札馬は42頭に及び、大盛況に終わったセレクトセール2025・1歳部門における落札額(税抜)をランキング形式で紹介する。今回は第9位。

メチャコルタの2024ⓒJapan Racing Horse Association
メチャコルタの2024ⓒJapan Racing Horse Association

【第9位】メチャコルタの2024(2億6000万円)

 セール前日に、ルージュボヤージュが新馬戦をノーステッキの4馬身差で楽勝して、産駒待望の初勝利を飾った父コントレイルのメチャコルタの2024(牡)が2億6000万円で9位にランク入りした。

 今セールのオープニングロッドとして登場した父譲りの青鹿毛馬にかけられた一声目は、5000万円。すぐさま1億円の声がかかり、1億1000万、1億2000万と続いた。1億7000万円の声が上がると、あっという間に2億円に到達。さらに勢いよく2億5000万円まで値が上がり、2億6000万円の価格でハンマーが落とされた。

 母メチャコルタはEl Corredor産駒のアルゼンチン産馬で、現役時代にはG1の亜1000ギニー大賞典を制した。繁殖としても好調で、2022年の札幌2歳Sで3着に好走したダイヤモンドハンズや、エルフィンS(L)3着馬のエリカエスティームなどを輩出。血統表の5代までにインブリードのない「アウトブリード配合」の本馬にかかる期待は大きい。

 落札した窪田芳郎氏はこれまでに、2018年のG3中京記念を制し、種牡馬としても大活躍中のグレーターロンドンや、16年のG3紫苑Sを勝ったビッシュ、23、24年と吾妻小富士S(OP)を連覇するなどダート戦線で活躍したブラックアーメットらの馬主として知られている。

【了】

(文●TOM)

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