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ゴールドアリュール産駒の最強馬は?賞金ランキング【第7位】東京は激アツ…重賞を走る続けた不屈の男

text by 目白明

2000年代初頭、ダート路線で活躍したゴールドアリュールはサンデーサイレンス産駒では唯一のJRAダートG1を制覇した。種牡馬としてもダート競馬において、数多くの活躍馬を送り出した。今回は、その産駒の中から獲得賞金が最も多かった馬をランキング形式で紹介する。今回は第7位。

2020年武蔵野Sを制したサンライズノヴァ
2020年武蔵野Sを制したサンライズノヴァ

7位 サンライズノヴァ (4億3,068万7000円)

性別:牡馬
戦績:43戦10勝[ 10-6-3-24 ]
主な勝ち鞍:19年マイルCS南部杯(Jpn1)

 父ゴールドアリュールと同じ栗毛に500kgを超える雄大な馬体を誇り、全10勝中7勝が東京コースという、東京巧者のサンライズノヴァが、第7位にランク入りした。

 デビュー戦ではスタートで出遅れるも、ゴール手前で差し切って1着。単勝オッズ1.5倍の人気に応えた。年明けの条件戦で2勝目を挙げると、初の重賞挑戦となるユニコーンSでは直線、大外から豪快に追い込み重賞初制覇。約3500万円を獲得した。

 続く、ジャパンダートダービーに出走するが、伸び切れず6着に敗退。休養を挟み、初の古馬混合戦となったオープン戦で勝利する。その後の2戦では勝利を挙げられず3歳を終え、11戦4勝。獲得賞金は約9700万円となった。

 年明け4歳初戦の根岸Sは2着となり、迎えたフェブラリーSでは、父子制覇が期待されたが伸び切れずに4着敗退。その後はオープン戦で2戦続けて2着の後、2連勝を挟み、武蔵野Sでは最後方から差し切り、得意の東京コース3連勝で、重賞2勝目を飾った。この年はG1制覇こそならなかったが重賞を勝ち、約1.3億円を獲得した。

 ここまで重賞2勝と、ダートのトップ戦線でも上位に食い込める実力を持っているサンライズノヴァは5歳になり、いよいよ完成期を迎える。春は思うような末脚が発揮出来ず4連敗を喫する。

 だが、秋初戦のマイルCS南部杯では圧倒的1番人気に支持されたゴールドドリームと並走する形で、先団の後ろに位置を取ると、外を周って前に進出。直線半ばで先頭に立つと、そのまま先頭でゴール。G1級競走初勝利を飾った。

 この後、8歳で引退するまでにG1級競走の勝利は、このレースのみだったが、重賞を2勝するなど、ダートで一時代を築いた。サンライズノヴァは、総額4億3,068万円を獲得した。

【了】

(文●目白明

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