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【今週の新馬戦】牝馬2冠チェルヴィニアの半弟・チェルヴァーラ、日曜小倉5Rで待望のデビュー!

text by 中西友馬

今週の中央競馬は、福島・小倉・函館の3場開催。土日合わせて、8鞍の新馬戦が組まれている。注目は、日曜日の小倉5レース。牝馬2冠チェルヴィニアを姉に持つチェルヴァーラが出走予定。さらに日曜の福島5レースでは、G1・3勝を挙げた名牝ソングラインの半弟・ガードオブオナーがスタンバイしている。今週も話題の良血馬たちがデビュー戦を迎える。

2024年オークスを制した時のチェルヴィニア
2024年オークスを制した時のチェルヴィニア

要注目の新馬

 土曜函館5R(芝1800m・7頭)の注目馬は、マルガ(牝、栗東・須貝尚介厩舎、武豊騎手)。お馴染み白毛一族の血統で、ソダシやママコチャを兄姉に持つ良血馬。1週前追い切りでは、先週新馬圧勝のショウナンガルフに先着しており、白毛の話題性だけでなく、注目のデビュー戦となる。

 土曜小倉5R(芝1800m牝・12頭)の注目馬は、ミッキーマーメイド(牝、栗東・福永祐一厩舎、川田将雅騎手)。全姉は、今年のフェアリーSを制して桜花賞1番人気となったエリカエクスプレス。同馬も稽古からスピードのあるところを見せ、先週は栗東Wで63秒台の猛時計。まだ荒削りでも、素質の高さは確か。

 土曜福島5R(芝1200m・11頭)の注目馬は、マイネルユーゲント(牡、美浦・加藤士津八厩舎、石川裕紀人騎手)。新種牡馬の産駒が上位人気を集めそうなメンバー構成だが、同馬もインディチャンプ産駒。稽古の量こそ多くないが、軽快な動きで仕上がり良好。ゲートも速く、好ポジションが取れそうなのも魅力的。

 土曜福島6R(ダ1150m・14頭)の注目馬は、ムービングアップ(牡、美浦・浅利英明厩舎、菅原明良騎手)。この父の産駒にしては、前向きさがあってゲートが速く、いかにも短距離向き。稽古でも、坂路・コースともに良い動きを披露。セール出身馬らしく仕上がり早のタイプで、初戦が狙い目。

 日曜函館5R(芝1200m・7頭)の注目馬は、クラン(牝、栗東・昆貢厩舎、横山和生騎手)。新種牡馬ダノンプレミアム産駒だが、先週勝利したロードヴィゴラスや2着のスミッコディスコなど、この父の産駒はスピードタイプが多い。同馬も本馬場で手ごたえ楽に先着しており、スピード感十分。

 日曜小倉5R(芝2000m・8頭)の注目馬は、チェルヴァーラ(牡、栗東・松下武士厩舎、北村友一騎手)。フローラS勝ち馬のチェッキーノを母に持ち、兄姉にチェルヴィニアやノッキングポイントのいる超良血馬。先週ビッシリ追って、直前はソフトな仕上げで好フットワーク。秋に向け、ここは負けられない。

 日曜小倉6R(芝1200m・8頭)の注目馬は、アダマント(牡、栗東・高橋一哉厩舎、川須栄彦騎手)。傑出馬のいない組み合わせ。同馬は実戦でもコンビを組む川須騎手を背に、栗東坂路を軽快なフットワークで登坂。血統・動きから、いかにもこの条件向きな印象で、好勝負を期待。

 日曜福島5R(芝1800m・15頭)の注目馬は、ガードオブオナー(牡、美浦・林徹厩舎、戸崎圭太騎手)。G1・3勝を挙げた名牝ソングラインの半弟という血統馬。兄姉の主戦場はマイルといった感じだが、福島千八なら問題なくこなしそう。稽古でも鞍上の仕掛けに反応の良さを見せており、注目の一戦。

■今週の新馬戦スケジュール

【土曜函館】
5R(芝1800m・7頭)

【土曜小倉】
5R(芝1800m牝・12頭)

【土曜福島】
5R(芝1200m・11頭)
6R(ダ1150m・14頭)

【日曜函館】
5R(芝1200m・7頭)

【日曜小倉】
5R(芝2000m・8頭)
6R(芝1200m・8頭)

【日曜福島】
5R(芝1800m・15頭)

【了】

(文●中西友馬

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