7月2日（水）、大井競馬場で行われた第48回帝王賞（JpnⅠ・ダート2000m）は、1番人気のミッキーファイト（牡4、美浦・田中博康厩舎）が勝利。人気に応え、見事にJpnⅠ初制覇を果たした。

　好スタートから2番手につけると、3角手前で早くも先頭。直線では、ウィルソンテソーロとノットゥルノの執拗なプレッシャーを振り切ると、最後はアウトレンジの追撃もアタマ差凌いで勝利。着差以上に強い競馬でJpn1初制覇を果たし、勝ちタイムは2分03秒1(良)であった。

　2着にはアウトレンジ(牡5、栗東・大久保龍志厩舎)、3着にはノットゥルノ(牡6、美浦・中舘英二厩舎)が入線した。なお、2番人気のウィルソンテソーロは5着、3番人気のラムジェットは6着にそれぞれ敗れた。

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■レース結果

1着　ミッキーファイト　C.ルメール騎手　1人気
2着　アウトレンジ　松山弘平騎手　4人気
3着　ノットゥルノ　武豊騎手　5人気
4着　ディクテオン　矢野貴之騎手　7人気
5着　ウィルソンテソーロ　川田将雅騎手　2人気
6着　ラムジェット　三浦皇成騎手　3人気
7着　オピニオンリーダー　本田正重騎手　9人気
8着　ヴィアメント　R.クアトロ騎手　11人気
9着　シンメデージー 吉原寛人騎手　6人気
10着　キタノヴィジョン 石川倭騎手　12人気
11着　ミックファイア 御神本訓騎手　8人気
12着　ヒーローコール 山中悠希騎手　10人気
13着　グランデマーレ 本村直樹騎手　13人気
競走除外　メイショウハリオ　濱中俊騎手　

■騎手・関係者コメント

C.ルメール騎手（ミッキーファイト）コメント：
「良いレースを期待していましたし、今日はG1レベルの能力があるところを見せてくれました。スタートからとてもリラックスしていましたし、先頭に立ってからも落ち着いて走ってくれました。乗りやすい馬ですごくパワフル、どんなレースでもできるのが、この馬のストロングポイントです。今日はパドックからたくさんのファンがいました。みなさんは、未来のダートのスーパースターホースを見ることができたと思います。応援してくれて、ありがとうございました。」

田中博康調教師（ミッキーファイト）コメント：
「帝王賞は大きな目標のひとつだったので、勝てて嬉しいです。3コーナーから有力馬が早めに来て厳しい流れでしたが、長い直線を本当によくもちこたえてくれたと思います。2歳の頃と比べると、落ち着いて調整できるようになってきましたし、精神力が強く、慣れないナイターでも力を発揮してくれました。今後については、充実してきたとはいえ、まだ成長途上の段階ですので、現時点では国内の大きいレースを目指していく形になるかと思います。まだまだ強くなる馬ですので、これからも応援していただけたらと思います。」

【了】

（文●中西友馬）

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