【今週の新馬戦】皐月賞馬ジオグリフの弟・ロスパレドネスが福島に登場! 兄に続けるか…?注目の一戦
今週の中央競馬は、福島・小倉・函館の3場開催。新馬戦は全部で9鞍行われる。注目は、日曜の福島5レース。2022年皐月賞でイクイノックスやドウデュースを破ったジオグリフの全弟・ロスパレドネスが登場予定。さらに福島6レースでは、ミッキークイーンを叔母に持つハイティーもスタンバイ。今週も話題の良血馬たちがデビュー戦に挑む。
今週の新馬戦
土曜函館5R(芝1200m・16頭)の注目馬は、フィオラーノ(牡、栗東・吉田直弘厩舎、松本大輝騎手)。
先週産駒初勝利を飾った新種牡馬インディチャンプ産駒で、同馬も栗東Wや函館Wで軽快な動きを見せている。もう少し距離はあってもいいかもしれないが、初戦から好勝負。
土曜小倉5R(芝1200m九州産・14頭)の注目馬は、ダイチノナポリ(牝、栗東・畑端省吾厩舎、太宰啓介騎手)。
ヨカヨカやイロゴトシを生産した、「九州のノーザンファーム」と言われる本田土寿牧場生まれの同馬。その中でも、本人名義で走らせるのは期待の表れと判断。九州産馬の一番星を飾る。
土曜福島5R(芝1200m・8頭)の注目馬は、メーゼ(牝、美浦・菊沢隆徳厩舎、菊沢一樹騎手)。
セール出身馬らしく、少ない本数でも仕上がり早。ディスコパートナー産駒はJRA初出走となるが、米芝6Fの重賞勝ちがある馬で、条件的にはピッタリ。産駒初出走という面でも、注目の一戦。
土曜福島6R(ダ1150m・11頭)の注目馬は、セイカミナミホリエ(牡、美浦・相沢郁厩舎、横山琉人騎手)。
母のセイカフォルトゥナは、ダート中距離で4勝を挙げた馬。同馬も目立った時計はなくても、稽古では常に先着。母父サウスヴィグラスなら、この距離でもスピード負けは考えにくい。
日曜函館5R(芝1200m・12頭)の注目馬は、スミッコディスコ(牡、美浦・鈴木慎太郎厩舎、横山和生騎手)。
まだ若さは残るが、裏を返せば前向きな気性で初戦向き。先週の本馬場での動きも良く、実戦に行って良さそうなタイプ。新種牡馬ダノンプレミアムの産駒初勝利に期待がかかる。
日曜小倉5R(芝1200m九州産・17頭)の注目馬は、アンヘリータス(牡、栗東・吉村圭司厩舎、川田将雅騎手)。
土曜日と同じく本田土寿牧場生産馬で、稽古では、先週・今週と年長馬相手に先着。九州産馬相手なら、スピードが一枚上の印象を受ける。鞍上にも川田騎手を配し、必勝態勢で臨む。
日曜小倉6R(芝1200m・10頭)の注目馬は、コラルリーフ(牝、栗東・佐藤悠太厩舎、幸英明騎手)。
父の産駒らしく、豊かなスピードを持ち合わせた同馬。1週前追い切りでは、格上相手に追走先着を果たし、追っての反応も良好。条件的にもピッタリの印象で、初戦から力を出せそう。
日曜福島5R(芝1800m・13頭)の注目馬は、ロスパレドネス(牡、美浦・木村哲也厩舎、C.ルメール騎手)。
母は、ジェンティルドンナとヴィルシーナに続いた秋華賞3着の印象が強いアロマティコ。そして全兄のジオグリフは、イクイノックスやドウデュースを下した皐月賞馬。言うまでもなく、注目の初陣。
日曜福島6R(芝1200m牝・7頭)の注目馬は、ハイティー(牝、美浦・木村哲也厩舎、C.ルメール騎手)。
稽古では、5R出走のロスパレドネス以上の動きを見せている同馬。叔母にミッキークイーンのいる良血で、将来的に距離の融通は利きそう。限定戦のここは、スピードの違いで押し切るか。
■今週の新馬戦スケジュール
【土曜函館】
5R(芝1200m・16頭)
【土曜小倉】
5R(芝1200m九州産・14頭)
【土曜福島】
5R(芝1200m・8頭)
6R(ダ1150m・11頭)
【日曜函館】
5R(芝1200m・12頭)
【日曜小倉】
5R(芝1200m九州産・17頭)
6R(芝1200m・10頭)
【日曜福島】
5R(芝1800m・13頭)
6R(芝1200m牝・7頭)
【了】
(文●中西友馬)
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